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キーンリーサイド in USA [Keenlyside]

11月~12月にかけてNYに滞在中のサイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)ですが、その間にいくつかニュースが入ってきています。


まず、クラシック音楽誌とウェブサイトを運営しているMusical Americaが毎年行っている表彰で、Vocalist of the Yearカテゴリをサイモン・キーンリーサイドが受賞しました。おめでとうございま~す!Musicalamerica.com上の表彰者紹介記事はこちらです。アメリカのこういう賞を貰うのは今回が初めてではないかと思うのですが、やはりMET「ハムレット」での成功が印象的だったのでしょうか。作曲家部門を受賞したトマス・アデスの「テンペスト」で素晴らしいプロスペロを歌っているのも評価に入っているようです。METの2012年-2013年シーズンにはロベール・ルパージュ演出で「テンペスト」を上演、プロスペロはキーンリーサイド、なんていう噂がありますが、実現したらぜひライブビューイング→DVDにして欲しいです!ルパージュのシェイクスピア劇の演出はなかなか新鮮で面白いので、待ち遠しいですねぇ。


そして、11月14日に行われたリチャード・タッカーガラ(2010 Richard Tucker Music Foundation Gala)の批評がいくつか出ています。いつものように、SimonKeenlyside.infoにアップされていますので紹介します。今年のタッカーガラは非常に渋いアリアがずらりと並んでいたようです。しかも、私が楽しみにしていたバリトン3人集(笑)のうち、実際出演したのはキーンリーサイドのみ…ガーン。更に、今年のガラはラジオもテレビも放送無しなんだそうです。残念です。ちなみに、キーンリーサイドが歌ったのはマスネ作のエロディアードより“Vision fugitive”と、リゴレットの四重唱(リゴレット役)でした。こちらのブログ記事によると、“Vision fugitive”では小道具として持って来たグラスを落ち着きなく持ちかえながらの歌唱だったそうですが、このグラスがなぜ必要なのかピンと来る人は少なかったんじゃないでしょうかね?一応、アリアの冒頭が「この飲み物は幻影を見せてくれる」という歌いだしだからでしょうけど…アメリカでフランス語のアリア、しかもあまり歌われない作品ですから、きっと聴衆の頭の中は「?」でいっぱいだったんじゃないでしょうか?(^_^;)


さらには、11月22日に初日を迎える「ドン・カルロ(Don Carlo)」のドレスリハーサルが終わり、ステージ写真と紹介ビデオがMETのホームページに掲載されました。SimonKeenlyside.infoのページにもアップされていますが、以下にMETのページへのリンクを貼っておきます。特にステージ写真はなかなか良い感じで、公演への期待が膨らみます♪現地にいけない私としては、ライブビューイングが待ち遠しいです!そうそう、ライブビューイングといえば、この前の「ドン・パスクワーレ」のライブビューイングには休憩時に「ドン・カルロ」からキーンリーサイドとアラーニャが登場し、「ドン・カルロ」のCMがてらインタビューに応えていたとか。二人とも、リハーサルの合間にガラやらコンサート公演やらもあるのに、お忙しいことですね。

ドン・カルロ公演ページ

ドン・カルロステージ写真
(個人的には、あのカルロの衣装はビリャゾンよりアラーニャに似合っていると思います。)
ドン・カルロ紹介ビデオ

NY Times紙「ドン・カルロ」紹介記事
※キーンリーサイドのリハーサル写真が載っていますし、あらすじだけでなく演出家・キャストその他の歌手達の作品に対する意見も分かり易く記事になっていて、読み応えがあります。ライブビューイング前に読んでおくと面白いかもしれません。
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コメント 12

Kew Gardens

NY Timesの記事紹介ありがとうございます。 各人のコメント楽しく読みました。 DVDと同じ演出ではありますが、Don Carloも、指揮者も違うので、興味深々。 まずは23日のLive Streamingで、場面を想像しながら聞く、ですね。 

Hamletの時もプレミアの前に、記事が出ていたように思います。 アメリカ的マーケティング活動ですね。 Keenlyside自身はマーケティングなんか嫌いといっていますが、オペラハウスの方針には従うってところでしょうか。
by Kew Gardens (2010-11-21 22:51) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>NY Timesの記事紹介ありがとうございます。
記事内にリンク貼り忘れていましたので修正しました(^_^;)

>Don Carloも、指揮者も違うので、興味深々
私もです♪リハーサル写真を見る限り、男声陣は非常に良い感じなので期待大ですね!早く映像でも見たいですが、まずは23日に皆さん万全な体調で歌ってくれるのを願っています。
by Sardanapalus (2010-11-21 23:10) 

Sheva

Saradanapalusさまいろいろリンクありがとうございます。長い時間聴き終わってからいろいろ行ってみました。楽しいですね~ 本当にHDが楽しみなのですが日本では上映が来年ですから…悲しくなっちゃいます。
ロドリーゴは本当にハムレットと並んで、サイモンのはまり役ですよね。何べん聞いても見ても飽きません。
この作品、日本ではホロストフスキーなのですがもしサイモンとパーペとカウフマンの競演だったらありえないほど演技がリアルな舞台になったでしょうね。
まさに役を生きる…という感じで…。
by Sheva (2010-11-23 17:12) 

Sardanapalus

Shevaさん>
今日が祝日で本当に良かった!朝から「ドン・カルロ」を楽しめて、私にとっては、正に勤労感謝の日でした(笑)

>本当にHDが楽しみなのですが日本では上映が来年
待ち遠しいですが、何だかんだ言いながらすぐ上映時期になってしまいますよ、きっと!臨機応変演技のキーンリーサイドですから、DVDとどう違うか、比較するのも楽しみです。個人的に相性のいいアラーニャのカルロも、見逃せないですね。HDの日は最後までスタミナ残しておいてね~(^_^;)今回のキャストでも、女声陣がやや弱いのが残念です。

>サイモンとパーペとカウフマンの競演
キーンリーサイドはそれぞれと「ドン・カルロ」で共演していますが、3人が揃ったら、そりゃもうオペラじゃなくてストレートプレイでしょう(^^)
by Sardanapalus (2010-11-23 18:40) 

Kew Gardens

ほんと、私も朝から充実した1日になりました。 

それにしても、するするつんのめるようなオーケストラに、はらはらしながら聞いておりました。 HDの時には、ぜひしっかりお願いします、と言いたい。 たとえDVDにならなくても、METのサイトでOn Demand用にアーカイブされるのですから。

>臨機応変演技のキーンリーサイド
そうですよね。 相手によっても演技を変えるKeenlysideなので、どんなだったんだろうと、いろいろ想像しておりました。 Dying sceneとか、新しいことやたのかしら? 最後の最後まで朗々と歌っていましたけれど。 

>女声陣がやや弱いのが残念
同感です。 でも、2年前は、最後以外、毎回Excuseつきだったポプラフスカヤが、自信がついたような歌い方だったように思います。 でも、あの程度ですが。 それより、Intermissionの時にガランチャがでていたのですが、5年以内にエボリ皇女を歌いたいといっていました。 早く出て頂戴!お願いしましたよ。 彼女の豊かな歌声と、美しい容姿はこの役にピッタリ! だと思います。

>サイモンとパーペとカウフマンの競演
是非見てみたい。 音だけでも、十分演技が聞こえてきそうですが、やはりストレートプレイでしょうか。 話が飛びますが、ちょうどRigolettoをやった時の友人との会話で、Keenlyside=Rigoletto、Kaufmann = Il Duca、Pape=Sparafucileという配役を考えてみましたが、Gorgeousな舞台という点では、やはりDon Carloですよね。 すごくお金がかかりそうですが・・・・・。
by Kew Gardens (2010-11-23 20:09) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>するするつんのめるようなオーケストラに、はらはらしながら聞いておりました。
私は、予想より落ち着いて聞いていられましたが、異端審問の場面ではハラハラしっぱなし…やはりオケも合唱も複雑な場面では、経験不足が露見してしまっていたように思います。ロンドンの指揮者は経験豊かなパッパーノでしたしね。それでも、今後の可能性を感じさせる指揮者じゃないでしょうか。

>相手によっても演技を変えるKeenlyside
今回は気心の知れたアラーニャがカルロですし、かなり変えてきてるんじゃないかと思いました。例えば音だけとっても、友情の二重唱も、アラーニャが繰り返しをピアニッシモにしないからキーンリーサイドも普通に歌ってましたね。あ~早く映像で見たいです!!

>Keenlyside=Rigoletto、Kaufmann = Il Duca、Pape=Sparafucileという配役
おお~。しかしこの場合、カウフマンは高音が不安ですし、パーペはもっと歌う役がいい、となりそうです(^_^;)やっぱりこの3人で見るなら「ドン・カルロ」でしょう!その時は当然5幕版でお願いしたいです。
by Sardanapalus (2010-11-23 21:27) 

Sheva

あはは、こないだの「リゴレット」、ドゥカがグリゴーロで、リゴレットがドミンゴでスパラフチーレがライモンディというありえないキャスティングを思い出しちゃったじゃないですか!
ドゥカはこないだクラシカでデムーロを見ましたが彼もすばらしい高音です!

やっぱヴェルディのオペラは歌手次第、ですね。それだけ難しい作品だということでしょうね。

サイモンはアラーニャとフランス語で会話してそうですよね…
by Sheva (2010-11-23 23:30) 

Sardanapalus

Shevaさん>
>こないだの「リゴレット」
この世界中継リゴレットは凄かったですね。

>やっぱヴェルディのオペラは歌手次第
ヴェルディのオペラは音楽だけでも十分楽しめる、というかストーリーより音楽のほうが断然魅力的ですよね。やっぱりしっかり歌える歌手を揃えた公演は聞き応えがありますから。
by Sardanapalus (2010-11-25 20:28) 

Kew Gardens

なんか、レベルの落ちる話で申し訳ないのですが、Shevaさんのコメントみていてつい思い出してしまいました・・・。 
>サイモンはアラーニャとフランス語で会話してそうですよね…

Don PasquareのMET HD Liveを見に行ったロンドンの友人からの報告です。 IntermissionにDon Carloの宣伝でインタビューにこの二人が登場。 会話の内容というより、二人のキャラの違いがあまりにもでていて、観客が笑っていたこと。 そして、一番の笑いをとったのは、Keenlysideだったそう。 インタビューが終わっても、カメラがまわっているので、手を振って愛嬌をふりまくAlagnaに対し、逃げるがとく、背を向けてしまったそうです。 宣伝なんて、苦手だからしょうがないですけれど。 舞台で実力を発揮してくださいとしかいえませんね。
by Kew Gardens (2010-11-25 22:26) 

Sardanapalus

Kew Gardensさん>
>Don PasquareのMET HD Live
レベルが落ちるなんて、とんでもない!私の友人達も、Live in HDを見た人たちは「キーンリーサイドは出来るだけ早く逃げたそうだった」「アラーニャとグレアムが盛り上がっている間、所在なさげだった」なーんて言ってました(笑)そのアラーニャとの温度差を見るために(いやいや、勿論本編も面白そうですけど)「ドン・パスクワーレ」を見に行こうか悩んでます(^_^;)
by Sardanapalus (2010-11-26 00:10) 

しんしん

あの~、す、すみません、その話題でレベルが落ちるとおっしゃられた日には、、、それを聞いて「ドン・パスクワーレ」を見に行くことに決めた私なんか、出入り禁止ですかね。 ついでに、その時のキーンリサイドの服装がsloppyだと、さらに楽しくなるんですが(笑)
by しんしん (2010-11-29 17:45) 

Sardanapalus

しんしんさん>
>それを聞いて「ドン・パスクワーレ」を見に行くことに決めた
やっぱり行きますか!(^^)私も何とかやりくりして見に行くことにしました!!同類ですね~♪オペラ本編も、本当に面白い作品なので楽しみです。

>その時のキーンリサイドの服装がsloppyだと、さらに楽しく
・・・なんですけどね、服のことは話題になっていないので残念ながら(?)普通そうです。ロンドンでは何度も驚かされましたけど、旅先ではそこそこ無難な格好しますしねぇ。
by Sardanapalus (2010-11-29 19:58) 

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