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ドキュメンタリー「モーツァルトを探して」 [映画]

イギリスの地上波放送は5チャンネルしかないのですが、その中でもいつもは内容の無い番組ばかり作っているチャンネル5(five)というテレビ局が、珍しくクラシック関係の番組を放送してくれました。それは、今年の1月4日にバービカンで初公開された、「モーツァルトを探して(In Search of Mozart)」というドキュメンタリー映画。といっても、今日はもったいぶってその3分の1だけの放送。で、これから毎週火曜日に本放送、日曜日に再放送という形で3週にわたって放送するようです。何とメンドクサイ!こういう番組こそ一気に放送してよね!fiveもジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画ばかりやってるわけじゃないのね~とちょっと見直したのに、どうしてこういう構成なの?とひとしきり文句も言いたくなるのは、どんなものかと見出したら引き込まれてしまったくらい上手く出来てるドキュメンタリーだったからです。

監督はフィル・グラブスキー(Phil Grabsky)。ドキュメンタリー映画の分野では良く知られた人のようです。内容は、モーツァルトの人生を彼の曲を中心に追ったもので、それぞれ重要な曲に対しての歴史家、演奏家、歌手のコメント、それぞれの街の観光ガイドさんによるザルツブルク、パリなどでのモーツァルトの生活ぶり、モーツァルトや家族の手紙などがテンポ良く織り交ぜられています。町並みのショットはどれも綺麗だし、有名演奏家達が奏でるモーツァルトの音楽が次から次へと登場して、45分間全く飽きませんでした。中でも、父レオポルトが手紙で「ロンドンの人たちは皆仮装パーティのような格好をしている。自分達がああいった服や帽子を身に着けることを考えると笑いが止まらない」というようなことを書いていたのには爆笑!イギリス人のファッションセンスは当時から駄目だったのか~(^_^;)

このドキュメンタリーを見て感じたのは、日本では東宝が公演しているミヒャエル・クンツェ(Michael Kunze)、ジルヴェスター・リーヴァイ(Sylvester Levay)のコンビによるミュージカル「モーツァルト!(Mozart!)」って、かなり史実に忠実に作っているのね、ってことでした。大司教が治めるザルツブルクはモーツァルトには小さすぎた、という話になった時には思わず「この街ザルツブルクは退屈、大司教様に媚びへつらうんだ」というヴォルフガングの歌う詞が頭に浮かびました(笑)ミュージカルの曲はamazon.deで試聴できます。

上のタイトルのリンクにいれてある公式ホームページに行ったらば、歌手も結構インタビュー受けているみたいです。キーンリーサイドもいてちょっとビックリ、でも嬉しいです♪今回は登場しませんでしたけどね。英語スピーカーが中心なのは監督がイギリス人で、映画の言語も英語だからでしょう(笑)こちらでインタビューを受けた人と、演奏家のリストが見れます。ざっと見た限りですと、歌手は

トーマス・アレン(Thomas Allen)
イアン・ボストリッジ(Ian Bostridge)
ジェラルド・フィンリー(Gerald Finley)
ルネ・フレミング(Rene Fleming)
サイモン・キーンリーサイド(Simon Keenlyside)
アンジェリカ・キルヒシュラーガー(Angelika Kirchschlager)
マグダレーナ・コジェナー(Magdalena Kozena)

ってとこでしょうか。見落としていたらごめんなさい。ん~、テノール声域はボストリッジだけ、アルトとバスは該当無しですか。何か選択が偏っているような気がしないでもないですけど(笑)ま、このインタビュー受けた人たち皆が映画の中で歌ってる訳ではないので、丁度撮影時にイギリスにいた人たちをつかまえてみた、という感じのメンバーに見えますね。オペラ映像は、

モネ歌劇場(デフロ指揮)「イドメネオ」
ローザンヌ(ローセット指揮)「後宮からの逃走」
グラインドボーン(ハイティンク指揮)「フィガロの結婚」
シャンゼリゼ劇場(ヤーコプス指揮)「フィガロの結婚」
プラハ国立歌劇場(ミューラー指揮)「ドン・ジョヴァンニ」
ウィーン国立歌劇場(ジョーダン指揮)「コジ・ファン・トゥッテ」
ベルリン国立歌劇場(サレムコー指揮)「魔笛」

が登場のようです。今日の感じからするとどれもこれも一瞬でしょうけど、それなりに色々な演出が見れて面白そうです。

ちなみに、日本での公開予定はまだ無いようですが、モーツァルト・イヤーの今年は世界中で公開・放送されるようです。ロンドンでは、2月27日のコヴェント・ガーデンのモーツァルト・デーでの上映は売り切れのようですが、今月末1月29日にブリティッシュ・ライブラリー(British Library)でも上映されるようです。その前にテレビで見れますけどね(笑)既にホームページからDVDも買えますので、日本にいるけどどうしても見たいという方はこちらから注文してみてください。DVDはちゃんとリージョンフリーのNTSC方式で、日本語字幕もついてます


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コメント 4

YUKI

今年はモーツァルトの生誕250年の記念だそうですねぇ。
その為か今年は日本でも僅かながらモーツァルトに関する話題がTVで取り上げられている事がタマにありました。
しかし歴史的な事を地上波ではあまり取り上げられてないのが残念だなぁ・・・って思っています。

下のURLでモーツァルト250年でちょこっと雑記を書いているのですが良かったらまた読んでやって下さいね。(^_^)

http://ameblo.jp/yuki-opera-note/entry-10007676965.html
by YUKI (2006-01-11 13:50) 

Sardanapalus

>モーツァルトの生誕250年
そうですよね。日本のテレビは、NHKのBSがモーツァルトの歌劇特集とかを組んでいるようですけど、地上波ではなかなか、でしょうか?でも、そのうち「世界ふしぎ発○」とか、ああいった番組で取り上げられると思いますよ!(^_^)

記事のURLありがとうございます!早速読ませていただきます☆
by Sardanapalus (2006-01-12 10:59) 

Belle de Nuit

今頃&短い記事ですが、TB返しさせて頂きました。よろしくお願いします。
by Belle de Nuit (2006-05-31 22:28) 

Sardanapalus

Belle de Nuitさん>
TBありがとうございます。何か、私の記事が不完全なせいで高い買い物をさせてしまったようで、申し訳ありません~。
by Sardanapalus (2006-06-01 20:45) 

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