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オペラ「1984」(3) [オペラ(実演)]

いい加減別の話題に移れよ、という感じですが(笑)今日はロイヤル・オペラでの「1984」千秋楽に行ってきました。(写真はオペラハウスの壁の広告、ドン・ジョバンニのキーンリーサイド)

やっぱり私はこのオペラ好きです(笑)

周りの観客の感想を拾ってみると、総じて評判はまずまず、「1幕は長すぎてだるかったけど2幕は良かった」という感想がほとんどでした。まあ、1幕目は前フリだから、ウィンストンとジュリアが出合って話が動き出すまで大きなイベントも無く淡々と説明的な話が進む70分は確かに長い(笑)小説に比べたら大分すっきりまとまっているけど、もっと削れると思います。

2回目で話の展開が分かっていましたが、初回以上に楽しめたと思います。多分、舞台の色んな部分を見れるようになって視覚的に色々と情報が補えたからでしょう。後、歌詞がより聞き取れたことも大きいですね(私だけかもしれませんが、英語のオペラは結構聞き取りにくいんです)。結構細かいところまでしっかり演出してあるので、正に普通の演劇を見る視点で見れるオペラでした。だからこのオペラ、音楽重視で「聴き」に来ると物足りないと思います。バリトンが主役だからテノールの出番もあまり無いし、正統的なソプラノもジュリアだけだし。私のようにちょっと邪道な見方を好まれる方と低音好き(笑)にはお勧めできますけどね。

流石に最終日は歌手の皆さんは気合が入っていました(確実に月曜日より良かった)。BBCのカメラが入って音もラジオ用に録音するということも関係していたかと思いますが、特にキーンリーサイド(Winston)ダムラウ(Gym Instractoress/Drunken Woman)は色んな意味で凄かったと思います。今日は映像化されるから小道具類もいつもより細かくて、ジンのボトルには実際に液体が入っていたし(飲みまくるキーンリーサイドは大変だったことでしょう)、思想警察に捕まったときに割られてしまう水晶はしっかり粉々にされていました。液体は良いけど、水晶割るのはいつもやってよ!(笑)しかし、映像化はとても嬉しいですが、テレビでは2幕めのほとんどを占める拷問シーンをアップ画面で見ないといけないのかと思うとちょっと…(苦笑)最低限放送時間は考えて欲しいです。ずっとこんな映像→だったら嫌だ~。

前回ロイド=ウェーバーリーヴァイのミュージカルの曲に似ているかも、と書いたデュエットですが、リーヴァイで言えば盛り上がり部分は「モーツァルト!」の中の「星から降る金」も似てるし、更に久石譲の音楽にも通じるものがあると思っちゃいました。それと、2分間憎悪で歌われるヒステリックな曲はロイド=ウェーバーの「ジーザス・クライスト・スーパースター」で群集がイエスを「十字架にかけろ!」と要求する曲を髣髴とさせるし…まあ、こりゃ「ミュージカルっぽい」とか「映画音楽」とか言われても仕方ないかな(笑)私はそこも「現代」のオペラらしくて良いと思うんですが。現代の話なんだから、現代の非クラシック音楽(ミュージカル、ポップス、ジャズとか)の影響受けてても当然じゃないですか?保守的な人たちはやっぱりオペラは正当クラシックの音楽を使って欲しいのかな~。


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コメント 2

euridice

再び、ありがとうございます^^

>ずっとこんな映像→だったら嫌だ~。
相当、きついですね〜〜気分悪くなりそう・・・
(実は、英語でしか読んだことがないんです。それでも、ほんと吐き気がしました。怖いものみたさで、そのあたり特に熱心に読んじゃったりしたし・・ なんか、もっと気色悪〜〜い〜〜拷問、ありましたよねっぇ〜〜 視覚化されたら、たまらないって感じですね.......)

>現代の非クラシック音楽(ミュージカル、ポップス、ジャズとか)の影響受けてても当然じゃないですか?

当然だと思います。私は。

>「ミュージカルっぽい」とか「映画音楽」とか

こういう風に類型化して分類するのは意味がないと思います・・・

挙げていらっしゃる曲から、なるほどねぇ〜〜と想像してます。久石譲、ロイド=ウェーバー、好きですし・・「ジーザス・クライスト・スーパースター」は特にいいですね。
by euridice (2005-05-20 13:39) 

Sardanapalus

早速のコメントありがとうございます~。

>現代の非クラシック音楽(ミュージカル、ポップス、ジャズとか)の影響受けてても当然じゃないですか?

>当然だと思います。私は。

賛同していただいて嬉しいです(^0^)/イギリスでも若者向けの情報ウェブページでは「批評家達は文句言ってるけど、充分楽しめるじゃない。オペラも新しい挑戦していかないと観客いなくなるよ?」といった意見が載っていました。全くその通りですよね。どこでも保守的な方は…「1984」なんて話からしてもこういう音楽になるのは予想できたと思うのですが。私はヴェルディやプッチーニみたいな、もしくはワーグナーみたいな「1984」は嫌です(笑)例に挙げた久石譲は、特に「ラピュタ」の音楽が終演後頭をまわりました(笑)2回聞いたらかなり好きになったので、25日のBBCラジオ3の放送は録音するつもりです(日本時間26日午前3時~。日本からもネットで聞けます)。

>なんか、もっと気色悪〜〜い〜〜拷問、ありましたよねっぇ〜〜

ありましたね~。ちゃんとやってくれますよ~(苦笑)歌わなきゃいけないのでちょっと形は変えてますけど、ウィンストンのあまりのパニックぶりに見てるこっちが逃げたくなります。あ、ちなみに音楽だけだとそんなに気持ち悪くはならないと思います。視覚的に凄かったので(笑)
by Sardanapalus (2005-05-20 19:33) 

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