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J.W.ウォーターハウスの展覧会@Royal Academy of Arts [美術・絵画]

知る人ぞ知る?「遅れてきた」ラファエル前派の画家、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)の展覧会がRoyal Academy of Artsで開催されているという情報を得て、早速足取り軽く見に行ってきました。ほとんどの方には「誰それ?」という画家だと思いますが、アーサー王伝説やニンフなどの想像上の存在を美しく描いた代表作がいくつかありますので、そういった分野が好きな方は彼の作品をご覧になったことがあるかもしれません。



私も彼の存在を知ったのは上の「シャーロットの姫(The Lady of Shalott)」からでした。図説で気になっていたこの絵を初めてTATE Britainで見たときのことは今でもはっきりと覚えています(^^)小舟にかけられた織物の柄にはこの悲運のシャーロットの姫の物語が凝縮されており、アーサー王伝説を元に書かれたアルフレッド・テニソン(Alfred Tennyson)の詩を知っている方ならニヤリとしてしまう絵だったりします。シャーロットの姫の物語については、丁寧にまとめてあるこちらこちらを参考にしてください。

生前は作品が美術館買い上げになったり、ロイヤルアカデミーの教授をしたり、個展を開催したりしていたウォーターハウスですが、何せ「遅れてきた」ラファエル前派ですから、そのロマンチックすぎる画風が時代遅れとか後進的というような不当な評価を受けてきました。しかも、第1次世界大戦の勃発で回顧展は開かれなかったし、子供もいないし、作品の記録もないし、ということで彼の作品は長い間ほったらかし状態に…。死後初めての今回の展覧会は"The Modern Pre-Raphaelite"と題されているとおり、これまでは省みられることのなかった彼の画家としての作風の変遷をたどる展示になっていました。いわば、遅れすぎた回顧展といったところでしょうか。展示作品はいずれも期待に反しない素晴らしい作品ぞろいでした。

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カンディンスキー展@ポンピドゥーセンター [美術・絵画]


ワシリー・カンディンスキー(Vassili Kandinsky)の100点を越える作品を集めた展覧会が、現在パリのポンピドゥーセンター(Centre G. Pompidou)で開催されています。カンディンスキーファンとしては見逃せない!ということで、ユーロスターでひとっ走りしてきました。

この日は非常に暑い日だったのですが、美術館の中は当然クーラーが効いていてとっても快適でした(^^)平日の昼間だったからか人ごみも予想していたほどひどくはなく、展示をじっくりと楽しめました。じっくり回り過ぎて全部見るのに3時間もかかってしまいましたが(^_^;)

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ウィーンの美術館・博物館めぐり(2009年3月) [美術・絵画]

私が旅行先で必ず訪れる場所、それは美術館博物館!劇場に立ち寄らなかった街でも、美術館・博物館には必ず行きます。ということで、今回のウィーン滞在でも、極寒(といっても2度ですが)の中いくつか狙いを定めて楽しんできました。

アルフォンス・ミュシャ展@ベルヴェデーレ下宮(Unteres Belvedere)
とりあえず、旅の前から楽しみだったのがこのミュシャの展覧会。以前プラハに行ったときには勿論ミュシャ美術館に行きましたが、今回は不遇の大作「スラブ叙事詩」(全20枚)の一部や、1900年のパリ万国博覧会でボスニア・ヘルツェゴビナ館のために作成された壁画レプリカなども展示されているということで、かなり期待していました。展示作品は、彼のポスターから本の挿絵に油絵、上述の壁画などの巨大作品まで幅が広かったですが、全体の作品数はあまり多くありませんでした。やはり、私がミュシャを知るきっかけになったサラ・ベルナールを描いたポスター群はデザイン的に惹きつけられるものがあり、改めて惚れ直しました。墨で描かれた神秘的な挿絵のクオリティも素晴らしかったですが、やはりポスター用にデザイン化された女性たちの現実以上の美しさと細部までこだわった装飾文様にはただただため息がでます。それから、再現されたボスニア・ヘルツェゴビナ館の壁画の題材(バルカン半島の歴史)は、ヨーロッパ史好きの私にとっては細かいところまで楽しめるもので、満足できました。やはりいつかは彼の「スラブ叙事詩」をじっくり見に行かなくてはいけませんね!チェコはチェコでも、モラフスキー・クルムロフ…って、どこだー!?(^^)

今回展示されていたスラブ叙事詩の内1作「リューゲン島のスヴァントヴィト祭」

そういえば、クリムトやシーレの大作が揃うベルヴェデーレ上宮から移動してきてお昼を食べたB-Loungeというカフェは雰囲気も良く、サンドイッチも美味しかったです。ゆっくりと過ごせる落ち着いたカフェですので、皆様もベルヴェデーレ宮に行く機会があったら、こちらで休憩してみてはいかがでしょうか。(入場料:ベルヴェデーレチケット大人13.50ユーロ、ウィーンカード11.30ユーロ/下宮のみは大人9.50ユーロ、ウィーンカード8ユーロ)


美術史博物館(Kunsthistorisches Museum
今回はとにかくラファエロの「緑の中の聖母」を見たくなって訪れました。建物も大きくて立派ですし、クリムトの描いたホールの壁画もありますし、エジプト美術とルネサンス期以降のヨーロッパ絵画が充実していますし、ということでウィーンに来て「美術館らしい美術館」に行きたい方はこちらがお勧めです。(入場料:大人10ユーロ、ウィーンカード9ユーロ)

美術史博物館の外観



レオポルト美術館(Leopold Museum)
ベルベデーレ宮も美術史美術館も大好きですが、ウィーンに行ったら絶対に行きたい美術館が、美術館・劇場の集まったミュゼウムス・クォーター(MuseumsQuarter)の一角にあるレオポルト美術館(Leopord Museum)。ここの目玉は世界一の規模を誇るエゴン・シーレのコレクション!2003年にウィーンを初めて訪れたときに見た彼の風景画の素晴らしさに、一気にファンになってしまって現在に至るのですが、やはり彼の作品をたっぷり堪能できるのはここ、レオポルト美術館です。今回も画集などの印刷物では伝わってこない素晴らしさをじっくり味わいました。他にも、クリムトやココシュカなどの良作も常設展で楽しめます。

また、今回丁度、「冬の旅(Die Winterreise)」と題されたロベルト・ハンマーシュティル(Robert Hammerstiel)の特別展をやっていて、こちらの展示もなかなか興味深かったです。

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ロンドン旅行記:ウォレス・コレクションを知っていますか? [美術・絵画]

ロンドンで観光するとなると、外せないのが無料で入場できる上に内容の充実している美術館・博物館めぐりです。特に大英博物館、ナショナル・ギャラリー、テイト・ブリテン、テイト・モダン、ヴィクトリア&アルバート美術館などは、ロンドンっ子にも人気の高いイギリスの誇る巨大な美術館・博物館と言えるでしょう。

ただ、ロンドンにはその他に小ぶりでも質の高いコレクションを誇るところがあちこちに点在しています。ブログ仲間のヴァランシエンヌさんが導かれるようにして楽しまれたコートルード・ギャラリー(Courtauld Gallery)も立地・建物(Somerset House)も含めて収蔵作品を楽しめるお勧めの美術館だと思います。ちなみに、サマセット・ハウスには他にも2つの美術館があり、中庭には夏は噴水、冬はスケートリンクが登場して訪問者を楽しませてくれます。ここの美術館はどれも入場料が必要ですが、収蔵作品の質を考えれば高いとは思いませんし、学生割引もあります。

ブランコこういった小ぶりの(といっても十分広いですが)美術館のうち、私が紹介したいのは、ロンドン一のショッピングストリートであるボンド・ストリートから少しだけ北上した位置にある、ウォレス・コレクション(Wallace Collection)です。ここは地図を見ないと見つからないような閑静な場所にひっそりと建っているのですが、一歩館内に入ると、18世紀から19世紀にかけてハートフォード家とウォレス卿によって収集された美術品が壁や所狭しと陳列されていて圧倒されてしまいます。ジャンルも、絵画、彫刻、家具、宝飾品、武具など広範囲にわたりますし、ロココ絵画の代表作「ブランコ」(フラゴナール作)なんかが普通~に壁にかけられていたりします。

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モディリアニとカンディンスキー [美術・絵画]

今回のロンドン滞在中に運良くめぐり合った展覧会が2つありました。まず一つ目は細長くデフォルメした顔とアーモンド形の目の人物画で有名なアメデオ・モディリアニ(Amedeo Modigliani)の展覧会。会場は現代作品中心なのに高い入場料を取るのでいつもは行かないロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(Royal Academy of Arts)でした。

入場料は、たった4部屋のモディリアニ展を見るだけで大人8ポンド(約1600円)!!高いな~と思いつつも、好きな画家なので行くことにしました。モディリアニは以前日本で開催された展示会で、あのデフォルメされた肖像画を見て「流石にこれはモデルの人に失礼じゃない?」等と笑っていたら、絵の隣に飾ってあった写真の顔の特徴がバッチリ捉えらていて母と爆笑してしまった経験があったので、今回もその人の肖像画を見つけて2人でニヤニヤしてしまいました(^_^;)ちなみに、その人はポール・ギョーム(Paul Guillaume)という絵のディーラー↓です。

  
 本人               今回の肖像画        前回見た肖像画

しかし、「モディリアニのモデル」をテーマにした展示の今回一番ツボにはまったのがピカソの肖像画。この目とか唇とか、正にピカソそのまんま!(笑)ちょっとキザっぽい性格やボーダーのシャツなど、笑っちゃうくらい「ピカソ」を表現していると思いましたが、どうでしょうか。展覧会の内容は結構楽しめたので満足でしたが、丁度大声の解説付ツアーが始まってしまってなかなかゆっくりとは回れなかったのだけは残念でした。

 


そして二つ目は、テート・モダン(Tate Modernで大々的に開催されているワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky)の展覧会。こちらはネット上でも疑似体験できますので、興味のある方は上記リンク先のページにあるRoom Guideをクリックしてください。著作権の関係で画像が載っていない絵も多数あるのがちょっと期待はずれですが、大体のイメージはつかめると思います。こちらは大人10ポンド(約2000円)でモディリアニ展より高額ですが、展示作品数を見れば納得の金額。広いテイト・モダンの展示室を使い切った大作揃いで、見終わった後眩暈がするくらいでした(笑)

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ルソーとジェフ・ウォール [美術・絵画]

今月3日からテイト・モダン(Tate Modernで開催中のアンリ・ルソー(Henri Rousseau)'Jungles in Paris'に行ってきました。ルソーのジャングルの絵は不思議な生命力に溢れていて大好きなので、期待していきました。前情報では空いているとのことだったのですが、私が行った日は平日の昼間なのに結構混んでいてちょっとガッカリ。あまりじっくりと絵を楽しむことが出来ませんでした。

それでも、かなり頑張って世界中から集めてきたと思われるジャングルの絵たちは、見慣れたものから初めてみるものまで、たくさんあって嬉しかったです。それにしても、ジャングルの絵と言っても全部想像で描いたものですから、気合の感じられないものははっきり言ってダサい(笑)でも、名作といわれる絵にはやっぱりオーラがありますね。ルソーの絵の中で一番好きな「蛇使い」はやっぱり素晴らしかった!また見れて嬉しいです。ジャングル以外の絵で印象に残ったのが「カーニヴァルの夜」(左上)「戦争」。「戦争」の方はそれなりに有名な絵ですし、前にも見たことがあったのですが、中央の少女の野性味溢れる力強さに圧倒されてしまいました。それとは逆に、今回初めて見た「カーニヴァルの夜」の方は静かに、ひたひたと迫ってくるものがあって、惹きつけられました。皆気になるのか、特にこの絵には人だかりが出来ていました。


今回、もうひとつ楽しみにしていったのが現代の写真ジェフ・ウォール(Jeff Wall)展覧会。テイト・モダンの4階の半分はルソー、もう半分はウォールの展示に使われていました。宣伝で見た「A Sudden Gust of Wind(突風)」←というタイトルの写真が気に入ったので行ってみたのですが、正直言ってルソー展よりも格段に楽しめました!(笑)「突風」は、北斎の富嶽三十六景からアレンジされています。とっても自然な構成ですが、これは百枚以上の写真をデジタル合成して作られた作品だそうで、北斎の方では笠が飛ばされている人がいますが、こちらでもちゃんと真ん中のコートのおじさんの帽子が飛んでました(笑)人も少ないし、じっくりゆっくり見て回れたのも良かったのでしょう。何よりも彼の作品の持つ雰囲気が私の好みにぴったり。ついつい作品集を買ってしまったほどです。

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カブキ・ヒーローズ@大英博物館 [美術・絵画]

10日にロンドンに行ったついでに、大英博物館(The British Museumで9月11日まで開催中の「カブキ・ヒーローズ(Kabuki Heroes)」という浮世絵展を見てきました。(リンク先は大英博物館の展覧会ページ)

はっきり言ってあまり期待していなかったというか、展覧会のタイトルフォントもいい加減見慣れたなんちゃってカタカナフォントだし、どうせ有名な首絵あたりを並べているだけだろうと思っていたら、これがなかなか面白い展示でした。展示の中心になっていたのは江戸ではなく、1780年~1830年の大阪の歌舞伎界。上方の二大人気役者、中村歌右衛門嵐吉三郎の15年に渡るライバル関係やいわゆるファンクラブ、スクラップブック、当たり役の浮世絵などがしっかりとした解説付きで紹介されていました。

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スペイン旅行記(6):アントニ・ガウディ [美術・絵画]

バルセロナが誇る天才建築家、といえばアントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)。私が今回バルセロナに来たのもずばり彼の作品を見るためです!曲がりくねったライン、有機的な装飾、絶妙な色彩感覚、どれをとっても期待以上に素晴らしかったです。

  

まずは何と言っても街のシンボル、サグラダ・ファミリア教会(Temple de la Sagrada Familia)ですね。トウモロコシ型の塔も8本完成し、既に聖堂の身廊の天井も完成間近でしたが、まだまだ半分以上の工事過程が残っています。最終的には今の倍くらいの高さのドームが建つんですもんね…一応2020年完成予定、と明記してありました。資金が何とかなったのかな?

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