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京都市交響楽団 第2回名古屋公演@愛知芸術劇場コンサートホール [音楽(クラシック)]

2月24日(金)に、京都市交響楽団の第2回名古屋公演へ行ってきました。目的は、勿論ホルン奏者のラデク・バボラク(Radek Baborak)新聞に載っていた広告のクイズに応募して、無料招待チケットで鑑賞してきました。ラッキー(^^)といっても、チケットの売れ行きはそれほど芳しくないようでしたので、もしかしたらクイズ応募者は全員招待だったのかもしれませんが…。

プログラムは以下のとおりでした。
R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
R・シュトラウス ホルン協奏曲
     *
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番


個人的に苦手な曲の多いR・シュトラウス、実は「ドン・ファン」も良いと思えたことがありません。なんだかガチャガチャうるさいかと思えば冗長な部分も多いですし、何よりドン・ファンのイメージが沸いてこないんですよね。今回も、その印象は変わらず、でした。

2曲目は、今夜のメインであるホルン協奏曲だったのですが、バボラクが登場しただけで明らかに観客の拍手のテンションが違いました(笑)そして、演奏はというと、流石バボラク、期待を裏切らずとっても素敵でした!毎回聴くたびに思いますが、ホルンからあんなに多彩な音色が出てくるものなんですねぇ。今回はR・シュトラウスだからか、やわらかめの音色を中心に超絶技巧もさらっと余裕で吹きまくり、楽しんで演奏していたように見えました。バボラクののびやかな演奏に引っ張られる形でオケの演奏ものってきて、1曲目の「ドン・ファン」より明らかに良い出来だったと思います。バボラクの音色にうっとり聴き入っているうちにあっという間に演奏は終わってしまいました。バボラクを聴くのは2007年以来でしたが、ベルリン・フィルもやめてしまって聴く機会が減ってしまった今、こうして来日して演奏してくれるのは大変ありがたいですね。大盛り上がりの客席からのもっと聞かせて!と言わんばかりの拍手に応えて、アンコールの1曲目は何とジークフリートのホルンコール!これってこんなにかっこいい旋律でしたっけ?有名な旋律だからこそ、改めてバボラークの「天才」っぷりを感じることが出来ました。しかし、熱くなっている聴衆たちがこんな短いアンコールで帰らせるはずも無く、続いて「アルペン・ファンタジー(Alpen Fantasia)」、そしてブラウン作「プレリュード」と、合計3曲のアンコールになりました。

休憩を挟んだ後は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。私、なぜかショスタコーヴィチは第5番と第6番ばかりを聴いている気がします(^^)しかも、大体別の曲を聴きに行ったらプログラムに入っていた、というパターンで…勿論、第5番も第6番も名曲だとは思いますが、少し聞き飽きた感があるのも事実です。特に、第5番は最近も佐渡裕とベルリン・フィルの熱気あふれる演奏に感銘を受けたばかりなので、この日の演奏はこじんまりとまとまりすぎて少々退屈な印象を受けました。広上淳一の指揮は可もなく不可もなくといったタイプで、ショスタコーヴィチなんだからもっとフォルテとピアノをはっきりさせても良かったのでは?と思う箇所もあり、最後まで乗り切れないままでした。

京都市交響楽団を聴くのは約12年ぶりでした。東京のそこら辺のオケより断然演奏レベルも高いですし、オケとしての音色のまとまりやバランスは非常に聴きやすいと思います。名古屋で定期的にコンサートをするようになったのですね。次回のプログラムは好みじゃないので行かないと思いますが、今後は毎回チェックしたいと思います。
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アンゲリカ・キルヒシュラーガー リサイタル@Queens Hall [音楽(クラシック)]

キーンリーサイドのリサイタルと同じ8月19日の午前11時から、エディンバラのQueens Hallで行われたアンゲリカ・キルヒシュラーガー(Angelika Kirchschlager)のリサイタルに立ち見で行ってきました。キルヒシュラーガーを生で聞くのは数年前の「ペレアスとメリザンド」の時以来で、初めてのリサイタルでした。

朝の清々しい空気の中、会場にたどり着いたところ、開演10分前なのにまだほとんどの人が会場外にたむろしています。どうもチケットのもぎり及び席への誘導がうまく機能していない様で、私も席とは反対の階段に行くように指示されてしまいました(^_^;)このホールで働いている知り合いに偶然出会っていなかったら、面倒なことになっていたところです。数年前にリサイタルを聞きに来たときはこんな混乱はなかったのですが、最近トップが変わってからいまいちなのだそうです。せっかく素敵なホールなので、スタッフ教育もしっかりしてほしいです。

そんなごたごたした入場でしたが、リサイタル自体はとても楽しめる内容でした。プログラムはブラームスシューベルト、モーツァルト。どの曲もお昼前のさわやかな雰囲気にぴったりと合った選曲で、キルヒシュラーガーも気持ちよさそうにのびのび歌っていました。

中でも、モーツァルトの歌曲はどれも名曲ですがなかなか生で聞く機会がないので、5曲もじっくりと聞けて思わず笑顔になりました。特に「夕べの想い(Abendempfindung)」と「春のあこがれ(Sehnsucht nach dem Frühling)」 は自然の美しさを織り込んだ歌詞と、さらりと流れるように気張らない曲のコンビネーションが素晴らしく、キルヒシュラーガーの歌唱スタイルともよく合っていました。

「夕べの想い(Abendempfindung)」by ハント=リーバーソン


「春へのあこがれ(Sehnsucht nach dem Frühling)」 by ヤノヴィッツ※ソプラノですが日本語詞がついていたので…


これらの軽やかなモーツァルトとシューベルトをサンドイッチする形で歌われたブラームスも、前半はフォークソングのアレンジで軽妙に、後半はよりドラマティックな曲を並べて最後は「永遠の愛(Von ewiger Liebe)」で盛り上がって終了!この曲はキーンリーサイドの音源で親しんでいて大好きなので、メゾソプラノの声で(女性側からの歌として)聴けて大満足でした。名手ヘルムート・ドイチュ(Helmut Deutch)ピアノもさすがの演奏で、次々歌われる名曲の隅々まで堪能できました。

終演後はサイン会もあり、Tシャツ姿で現れたキルヒシュラーガーはにこやかにファンと談笑していました。朝からとても気持ちのいいリサイタルを聴くことができましたので、この後お昼ご飯を美味しくいただいたのは言うまでもありません(笑)この日は夜のキーンリーサイドのリサイタルも素晴らしかったので、非常に充実した1日でした。
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Proms 2011: Prom 58 'Elijah' [音楽(クラシック)]

まだエディンバラおよびスコットランドの記事もアップできていないものがありますが、まずは記憶が古くならないうちに昨夜のロンドンでのコンサートの模様をアップします。


Proms 2011のProm 58はメンデルスゾーンの大作オラトリオ「エリヤ(Elijah)」英語読みではイライジャ)でした。ソリストのうち、エリヤをサイモン・キーンリーサイドが歌うということで、気合を入れて当日の立見券に朝から並び、アリーナ(1階部分)の最前列で聴いてきました。

この曲を聴くのは今回が初めてでしたが、ポール・マクリーシュが非常に熱のこもった指揮で巨大なコーラスとオケをひっぱり、ソリスト達も丁寧で悪目立ちしない歌唱で、作品として非常にバランスの取れた好演だったと思います。会場が巨大なロイヤル・アルバート・ホールな上、300人のコーラスに120人以上のオーケストラメンバー、そして4人のソリストがここまで息を合わせて演奏するのは非常に難しかったと思うのですが、今回自分で改稿も行ったというマクリーシュの指揮はその規模の大きい演奏をダイナミックにまとめ上げていました。

全く事前の知識は無かったのですが、今までの私のメンデルスゾーンのイメージが変わる様なオラトリオで、ヴィクトリア朝時代のイギリスで大流行したというのも頷けます。(オラトリオといえば、ハイドンの「天地創造」とこの「エリヤ」だったそうです。)3時間近い演奏時間も、あっという間でした。今回は特別に普通の演奏の時の3倍以上の人数を揃えた演奏だそうで、ラジオ中継ではある程度音のバランスが整えられていますのであまり感じられないかと思いますが、会場内ではフォルテの時などは、巨大なオルガンもガンガン響いて、アリーナに立っていると床も体も振動しているのが体感できるほどの迫力でした。私がいたのはステージから1メートルほどの位置でしたので、間違いなく今までで一番音量の大きいクラシックコンサートだったと言えます(笑)しかも、セルパン(serpent)やオフィクレイド(ophicleide)といった滅多に聴けない珍しい楽器が使われていたのも、音だけでなく視覚的にもとても面白かったです。

勿論エリヤを歌ったキーンリーサイドをはじめ、サラ・コノリー、ローズマリー・ジョシュア、ロバート・マレーのソリスト達は素晴らしかったのですが、このオラトリオの主役といえる300人のコーラスは、6つの団体が参加していましたが、そのうち半分はユース・コーラス、つまりまだあどけなさもあるような若者達だったのにも拘らず合唱の技術は非常に高く、公演前にホールの前で記念撮影をしていた時のふざけた様子からは全く想像できない真剣な歌唱で楽しませてもらいました。難しいはずの英語での合唱もしっかり聞き取れる発声でしたので、プログラムの歌詞を読む必要がありませんでした。カーテンコールでも当然会場中から大喝采を受けていました。

この演奏は、BBC Radio 3で1週間オンデマンドで聴くことが出来ます。さらに、同じメンバーで録音したCDが2012年9月に発売される予定です。ラジオ放送だけでなく、こちらも非常に楽しみです♪どうやら今回の演奏も行った、マクリーシュが主催しているガブリエリ・コンソート・アンド・プレイヤーズ(Gabrieli Consort & Players)が若い合唱歌手を育てるプロジェクトを行っており、このユース・コーラス中心の構成やCD録音もその一環のようです。素敵な演奏が聴けて、しかも若い音楽家の育成にもなるこういうことはどんどんやって欲しいです。
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コーラスを称えるマクリーシュ

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左からコノリー、ジョシュア、ボーイソプラノソロのジョンティ・ワード(Jonty Ward)、マレー

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左からジョシュア、ワード、マレー、キーンリーサイド




Proms 2011: Prom 58 Mendelssohn 'Elijah'

Rosemary Joshua, soprano
Sarah Connolly, mezzo-soprano
Robert Murray, tenor
Simon Keenlyside, baritone

Taplow Youth Choir
Ulster Youth Chamber Choir
Chetham's Chamber Choir
North East Youth Chorale
Warsaw Philharmonic Choir

Gabrieli Consort & Players
Paul McCreesh, conductor
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ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団コンサート [音楽(クラシック)]

10月10日に行われたベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団(Philharmonisches Streichquintett Berlin)コンサートへ行ってきました。日本語訳された名前が少々紛らわしいですが、この五重奏団を結成したのはソロでも活躍中のチェリストで、いわゆるベルリン・フィルに現在所属しているのはバイオリンの2人とヴィオラの計3人です。過度な期待はせずに行きましたが、とても素敵なコンサートでした。


写真はBerlin Philharmonikerのページより



◇メンバー◇
トーマス・ティム(Thomas Timm)※ベルリン・フィル団員(第2バイオリン首席奏者)
ロマーノ・トマシーニ(Romano Tommasini)※ベルリン・フィル団員
ヴォルフガング・ターリツ(Wolfgang Talirz)※ベルリン・フィル団員
タチアーナ・ヴァシリエヴァ(Tatjana Vassiljeva)
ナビル・シェハタ(Nabil Shehata)

◆プログラム◆
モーツァルト;ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第3番 変ホ長調 Op.97 第2楽章
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ (弦楽四重奏曲 第1番 Op.11 第2楽章)
グリーグ:ホルベアの時代から
レスピーギ:リュートのための古い舞曲とアリア第3集
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬、ブエノスアイレスの春

~アンコール~
バッツィーニ:妖精の踊り
ボッテジーニ:ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲



色々な作曲家の作品を聞けて面白かったこのコンサートですが、その中でも一番素晴らしかったのは間違いなく「アンダンテ・カンタービレ」でした。

まずこのチャイコフスキーらしいロマンティックな哀愁漂うメロディがたまりませんね。しかも、ヴァシリエヴァのチェロパートは出だしの1音で会場の空気が変わったほど素晴らしく、他のメンバーも丁寧な演奏で彼女を支えていて感動的な演奏でした。ブラボーの声がかかったのも納得です。この1曲を聞けただけでも、このコンサートに行った甲斐がありました♪ヴァリシエヴァは既に何度か来日しているそうですが今まで機会がなかったので、今回聴くことができて非常に嬉しかったです。

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PROMS 2009: Prom 56 ショパン、リヒャルト・シュトラウス [音楽(クラシック)]

もうPROMS 2009も終盤にさしかかってきました。ついこの前Prom 8に行ったと思っていたら、すでにProm 56なんですね。今回のお目当ては、何といってもラン・ラン(Lang Lang)の弾くショパンのピアノ協奏曲第2番でした。第1番はよく聞きますが、第2番を生で聴くのは初体験ということもあって、とても楽しみにしていた公演です。オーケストラは歴史あるシュターツカペレ・ドレスデン(Staatskapelle Dresden)、指揮者はファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)というインターナショナルな組み合わせがどうなるか、という点も興味がありました。

コンサートの1曲目はレベッカ・ソーンダース(Rebecca Saunders)というベルリンを拠点に活躍している(らしい)作曲家の20分程度の曲でしたが、タイトルすら思い出す気にならない苦手なタイプの現代音楽で、危うく寝てしまいそうでした。唯一面白かったのは忙しそうにあれこれと音を出していたパーカッションのセクションだったので、曲を聴くと言うより楽器の持ち替えを見て楽しみました。

そんな感じで盛り下がってしまった会場を一気に盛り上げたのが、2曲目のショパンの「ピアノ協奏曲第2番」でした。黒シャツに白いジャケットで登場したラン・ランは、第1楽章から音楽を目いっぱい楽しんでいる様子で、1曲目は落ち着かなかった客席も、ごく自然に曲に引き込まれていきました。やっぱりこういうところは大作曲家とスター性のあるソリストの「凄さ」を感じますね。特に素晴らしかったのは第2楽章で、ラン・ランの表現力の高さが存分に味わえる弱音の響きが広いロイヤル・アルバート・ホールの隅々まで染み渡り、幸せなひと時を過ごしました。ラン・ランのピアノ演奏は生で聴けば聴くほど弱音の表現力の素晴らしさを実感します。

第3楽章は、内向的だった第2楽章とはうってかわって、オーケストラや指揮者と盛んにコンタクトを取りながら楽しそうに軽々と弾ききってくれました。やっぱりラン・ランのピアノは楽しく聴けていいですね♪アンコールは短いショパンのエチュード25-1を1曲だけでしたが、クールダウンにはぴったりでした。テレビ中継もあったこの公演、ラン・ランは休憩時間のインタビューの中でバレンボイムと3ヶ月に1度レッスンをしていることを明かしています。2人は全然違うタイプのピアニストですが、そこが逆にいいのかもしれませんね。

ところで、ラン・ランは9月には日本でも同じ曲を演奏するんですよね。そちらの公演はメータ指揮ウィーン・フィルとの競演ということで、最近出したCDと同じ組み合わせです。このCDはきっと近いうちに買ってしまうだろうなぁ。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

  • アーティスト: ラン・ラン,ショパン,メータ(ズービン),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD

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ロイヤル・オペラハウスでのコンサート:キャンセル続きで楽しいごちゃ混ぜプログラム [音楽(クラシック)]


昨日6月24日、ロイヤル・オペラハウスで行われたジョイス・ディドナート、ジョセフ・カレヤ、トマス・ハンプソン、ヴァスコ・ヴァシーレフ(ヴァイオリン)、そしてアントニオ・パッパーノ(ピアノ伴奏)のコンサートへ行ってきました。え、そんなリサイタル予定されていたっけ?と思われた方も多いと思います。何せこのリサイタル、3日前に急遽発表された予定外の公演だったのです。

ロイヤル・オペラハウスの予定では、もともと6月24日にはロランド・ヴィリャゾンとアントニオ・パッパーノのリサイタルが行われることになっていました。ところが、ヴィリャゾンが喉の手術でキャンセルし、その後ディミトリ・ホロストフスキーが代役でリサイタルをすることに決まりました。ところがところが、なんとホロストフスキーも喉を痛めてドタキャンになってしまったのです。さあ大変。そこでロイヤル・オペラハウスは今ロンドンにいる人気歌手たちに声をかけまくり、上の3人が公演やリハーサルの合間をぬって歌ってくれることになったというわけです。さらに、今ロイヤル・オペラハウスのオーケストラでコンサートマスターをしているヴァイオリニスト、ヴァスコ・ヴァシーレフまで登場するという、正にオペラハウスを総動員しての公演となりました。

お腹いっぱいのプログラムは以下のとおり。(面倒くさいので画像を取り込んでしまいました。)

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イギリス人指揮者リチャード・ヒコックス死去 [音楽(クラシック)]

Richard Hickox11月23日、イギリス人指揮者のリチャード・ヒコックス(Richard Hickox)心臓発作の為亡くなりました。享年60歳。指揮者としてはまだまだこれから円熟期の年齢での突然の訃報に驚きました。倒れたときは新作CDのレコーディング中だったそうですし、27日から始まっているENOの新演出オペラ「Riders to the Sea」(ヴォーン・ウィリアムズ作)でも指揮をする予定だったそうですから、本当に急なことだったのでしょう。ご冥福をお祈りします。RIP


◆関連記事◆
BBC NEWS: UK conductor Hickox dies, aged 60
The Independent: Heart attack kills Hickox on eve of ENO season
The Independent: Richard Hickox: Conductor who left a prodigious recorded legacy of British music
The Guardian: Obituary:Richard Hickox
Wikipedia: Richard Hickox

◆ブログ内関連記事◆
PROMS2005: Prom5「ロンドン交響曲」
Pre-PROM Talkでの、作曲家と軽く冗談を飛ばしあう姿が印象に残っています。

私は特に彼の大ファンというわけでもありませんでしたが、特にイギリス人作曲家の曲の解釈には説得力があり、CHANDOSをはじめとして様々なレーベルで精力的にレコーディングしていたので、イギリス音楽好きならば知らない人はいない名指揮者でした。彼の評価はイギリス音楽にとどまらず、ロンドン・シンフォニー・オーケストラの客演指揮者、オーストラリア・オペラ音楽監督、スポレート音楽祭元音楽監督など、世界中でクラシック音楽界に貢献してきたと言えます。

もちろん演奏の評価も高く、グラミー賞やグラモフォン・アワードなどの音楽賞を何度も受賞しています。個人的には苦手なブリテンも、ヒコックスの指揮だと不思議と飽きずに聞いていられたものです。今後、彼以上にイギリス音楽を真摯にとり上げて楽しませてくれる指揮者は出てくるのかしら、などと考えると、やはりこの世を去るのが早すぎた気がします。

※このブログで追っかけているサイモン・キーンリーサイドとも何度も共演しており、CDでは「ビリー・バッド(Billy Budd)」があります。
Britten: Billy Budd / Hickox, Langridge, Keenlyside, et al

Britten: Billy Budd / Hickox, Langridge, Keenlyside, et al



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PROMS 2007が始まっています! [音楽(クラシック)]

 

気付けば今月はひとつも記事を書かないまま、既に後半に差し掛かってしまいました(^_^;)イカンイカン。そして、そのネット落ちしている間に夏の(個人的)一大イベントPROMS 2007が始まってしまいました!いや~もうそんな時期ですか。こんな調子ではうっかりしているうちに1年終わってしまいそうです。今年はProm1がベートーヴェンの「第9」で始まって景気が良いですね♪音質は悪くてもBBC Radio3で1週間オンデマンドで聞けるPROMS、気になるコンサートがありましたら暇な時にこちらのページから希望のコンサートを探してみてください。

オペラ好きなら24日(火)のProm15「マクベス」が気になるでしょうか?実は、私は指揮者のユロフスキと合わないのでパスです(^_^;)私の聴きたいコンサートは中盤~後半に多いので、前半はのんびりとBGMとして楽しみたいと思います。

☆関連記事☆
忙しい忙しい…(PROMS 2007紹介&個人的聴き所)
PROMS2006プログラム発表


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アンジェラ・ゲオルギューのリサイタル@The Barbican [音楽(クラシック)]

5月8日にロンドンバービカン(The Barbican)で行われたアンジェラ・ゲオルギュー(Angela Gheorghiu)リサイタルは、会員予約で1年も前からチケットを取っていてくださったロンドンの椿姫さんのお陰で、前方中央の席に座ることが出来ました。今回はフル・オーケストラとの組み合わせということで、有名オペラアリアを並べたプログラム構成。ちょっと手抜き感が無いわけではないですが、まだ時差ぼけのある中難解なものばかり歌われるよりは気楽に聞けて嬉しいプログラムです(^_^;)

1曲目はヴェルディの「ナブッコ」前奏曲。前方の席なので巨大な音量に思わずのけぞってしまいましたが、イオン・マリン(Ion Marin)の指揮はメリハリがあるけれど出しゃばりすぎず、オペラのオケとしては適した音作りだったと思います。盛り上がってくると指揮台の上でドタバタとうるさいのが玉に瑕ですが。

2曲目からはゲオルギュー登場、モノトーンのおとなしいドレスジョルダーニの「いとしいあなた(Caro mio ben)」をさらりと歌った後、ヘンデルの「涙あふるる(Lascia ch'io pianga)」へ。ちょっとふらついたところもありましたが、全体としてはまずまず好調な滑り出しのようです。ゲオルギューのヘンデルは、予想通りあまり似合わないような…(^_^;)本人もかなり緊張していたように見えました。(どんな感じなのか聞きたい方はこちらへどうぞ。うーん、この映像のドレスはどうだろう?)

その後はまたオケのみでマスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」からの間奏曲。この曲はほんっとうに美しいですね~。この曲が生演奏で聞けるなら、どんなオケでも指揮者でも構いません。

ここで2度目の登場ゲオルギュー。まずはレオンカヴァッロ「道化師」からネッダのアリア「鳥の歌(Stridono lassu)」でしたが、先ほどのヘンデルに比べると格段に余裕のある歌唱で落ち着いて楽しむことが出来ました。やっぱり彼女の声に合うのはこういう作品でしょう。続くプッチーニの「つばめ(La rondine)」の中のアリア「なんと美しい夢(Ch'il bel sogno di Doretta)」では声もしっかり出るようになって、本人も楽しんでいるようでした。

休憩後は当然(?)ドレスチェンジです。今度はインド~アジア系の刺繍や素材を意識したクリーム色+ピンクのドレスで、先ほどよりは少々華やかさがあがりました。センスが良いかどうかは…コメントは控えたいと思います。休憩前から引き続きプッチーニの「マノン・レスコー」のマノンのアリア「この柔らかなレースの中で(In quelle trine morbide)」をさらりと歌った後は、ビゼー「カルメン」の「ハバネラ(Habanera)」。あーそういえば家には彼女のカルメンのCDがあるわ~なんてことを思い出しながら聞きましたが、この頃には歌詞に合わせて体を動かしてノリノリでした。声の方もすこぶる好調です。

しかし、ここで盛り上がった流れを思いっきりぶった切るチャイコフスキーの「ロミオとジュリエット幻想曲」が入ります。演奏としては悪くないんですけど、どうしても時差ぼけの身としては意識が遠のいてしまいました。だってだって、20分もあるんですもんー。

しかし、ここでの眠気を吹き飛ばしてくれたのが再び着替えて登場のゲオルギュー。何せ真紅のサテンのドレスの背中に宝石(スワロフスキー?)の蝶だかトンボだかがくっついているんですから!目がチカチカしました(笑)こうして書くとけなしているように聞こえそうですが、このドレスは彼女に良く似合っていましたよ。流石はメインのドレス、存在感も桁違い。そのドレスで歌うのは、再びプッチーニの有名アリア2曲。「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん(O mio babbino caro)」と「蝶々婦人」の「ある晴れた日に(Un bel di vedremo)」でしたが、特に「ある晴れた日に」は今回のハイライトといえる出来で素晴らしかったです。

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忙しい忙しい… [音楽(クラシック)]

いよいよGWに突入ですね。気候も穏やかになってきて、新緑が綺麗で花粉も落ち着いてくるこの季節は大好きです。特にヨーロッパの5月は最高なんだよな~、イギリスの友達にも会いたいな~、キーンリーサイドもロンドンでペレアス歌うし行きたいな~ということで(笑)、密かに旅行計画を練っていたのですが、めでたく実現することになってこの所支度にドタバタしています。出発はGW明けの7日で、約3週間ロンドンを拠点に遊んできます(^^)勿論ロンドンでは劇場三昧になるでしょうし、ちょっと大陸にも足を伸ばして美術館めぐりをしたいと思っています。3週間もあるのに見たいもの、行きたいところがありすぎて取捨選択中なのですが、これがなかなか難しい…。こうして計画を練っている時が楽しいので、口では忙しいと言いつつも顔はニヤニヤしていますが。 

更に今週はPROMS2007のプログラムが発表されたので、急いで目を通してみました。個人的に一番のニュースは、何と言ってもベートーヴェンの交響曲第9番を2度演奏することです。去年のPROMSでの「第九」はボヤ騒ぎで中止になってしまったので、その埋め合わせということかもしれません。初日のBBC交響楽団の方はルネ・パペ、PROM62のバイエルン放送交響楽団の方はヤンソンスの指揮と、クラッシミラ・ストヤノヴァ、ミヒャエル・シャーデに注目しています。全曲のオペラ(と言えるもの)は、グラインドボーンからの出張「マクベス(PROM15)」と、ワーグナーリング・サイクルの最後「神々の黄昏(PROM39)」と、バルトークの「青髭侯の城(PROM49)」と、ベルリオーズの「ファウストの拷罰(PROM70)」くらいで、オペラファンにはちょっと寂しいPROMSかもしれませんね。ロッシーニの「スタバト・マーター(PROM4)」なんかは要チェックですが。

他のプログラムも、去年はモーツァルトで盛り上がった反動か、かな~り通好みな選曲になっています。アニバーサリーの作曲家はベートーヴェン以外はブラームス、ラヴェル、ブリテン、エルガー、シベリウス、グリーク、コルンゴルドですからねぇ、どうしても一般ウケはしないかと(^^)

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