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ミュンヘン「冬の旅」(2):ノイシュヴァンシュタイン城 [旅行]

帰国後ごたごたしていて溜まっている記事が消化できませんが、ミュンヘンへの小旅行3日目は寒い寒いと言いながらもロマンティック街道(Romantische Strasse)の目玉、ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)へ行ってきました。最初は寒いのでバスツアーで行こうと思っていたのですが、あまりに高いので断念。結局1時間に1本の電車を利用して行くことにしました。

ミュンヘン市内でも雪があちこちに残っている寒さでしたが、とにかく天気は良かったので大丈夫だろうと思ってバイエルン1日鉄道パスの個人用(Bayern-Ticket-Singleで国境付近の町フュッセン(Fuessen)まで一人旅~。本当は5人まで行動できる団体チケット(Bayern-Ticket)が使いたかったのですが、こんな寒い時に雪山に行く物好きはユースホステルにもいませんでした(笑)

ミュンヘンを午前11時前に出発し、フュッセンまで直行する電車に乗って30分も経たないうちに回りは一面雪景色に。山も野原も、どこまでいっても雪・雪・雪…正に純白の雪景色です。電車の中は暖房が効いて快適ですが、外を見ると小川なんかはカチカチに凍っている状態(^_^;)うは~、正に「冬の旅」の世界ね~などと感心しながら外の景色を楽しんでいると、2時間ほどでフュッセンに到着。この電車、途中帰宅する小学生が団体で乗り込んできて大騒ぎになったり、車掌さんものんびり検札しに来て「ここからが良い景色ですよ♪」とか教えてくれたり、和やかな雰囲気が病みつきになりそうです!

しかし、降り立ったフュッセンは寒い~!!(>_<)あの~雪でホームの地面が見えないんですけど~。雪国の冬とは縁の無い私は、滑らないかしら?などと心配しながらお城のふもとまで連れて行ってくれる駅前のバス乗り場へ移動しました。雪って溶けて氷にならない限り、あまり滑らないものなんですね。その後は連絡も良く、10分ほどでふもとに到着~。冬場は山のふもとでしか入場券を売っていないので、ガラガラのチケット売り場に入場券を購入しにいきました。

「はい、ノイシュヴァンシュタイン城ね。入場時間は1時間後になってるけど、今日はバスが動いてないから今すぐ登りはじめたほうがいいわよ☆じゃーね。」と教えてくれたお姉さんの笑顔が「こんな日に物好きねェ」と語っていた…。

本当はすぐ近くにあるもうひとつのホーエンシュヴァンガウ城(Schloss Hohenschwangau)にも行きたかったのですが、この日は片道40分の山道を歩かなきゃいけなかった上、とても寒かったのでそちらは断念しました。写真だけは撮ってきました→けど。今度は夏に来てみましょう(笑)


 こんな日にどんな物好きが雪山に来るんだ、と思ったら結構お年のハイキング・クラブの団体が来ていて、ヒイヒイ言いながら登っているアジア人観光客達を横目に軽々と登っていました。私はありがたいことに体力には自身があるのでこういうことは大好き♪綺麗な雪景色を楽しみながら登りました。それにしても、踏み固められた雪の上を40分歩くのって、寒いですね。冷え性だったら確実に死んでそうです(笑) 頂上のお城の入場システムはとってもしっかり整備されていて思わず感動。チケットに番号が振られていて、そのツアーの入場時間になると電光掲示板に番号が出るんですよ。自分達の番号になるまで、観光客はベンチに座って待ったり、写真を撮ったり、周りの雪景色や山並を見て時間を潰していました。この日は良い天気で太陽が出ていたので寒さはさほど感じませんでしたが、屋根も無い中庭で時間を潰さないといけないので、冬で曇っていたら来ないほうが身のためでしょうね(^_^;)

ツアー自体は30分強くらいでした。意外に短いように思いますが、近代の、しかも未完の城なので、見せてくれるのもごく一部なのです。まずツアーが始まってながい螺旋階段を上がると、出迎えてくれるのは白鳥の花瓶。これに始まって、王の使った部分の殆どにはワーグナーのオペラと関連する装飾がされています。オペラ好きなら誰でも知ってますが、このノイシュヴァンシュタイン城はワーグナーオタク(ワグネリアン)の王ルートヴィヒ2世がワーグナーの音楽に捧げた城なのです。それは知っていましたが、それにしてもローエングリン(と白鳥)の部屋、タンホイザーの廊下、ヴェーヌスの洞窟、パルジファルのホール、トリスタンとイゾルデの寝室、と続く様を目の当たりにすると…本当に好きだったんですねぇ(^_^;)

私の時間のツアーにはオペラファンは少なかったようで、私一人だけ新しい部屋に入るたびに反応していて、思いっきり浮いちゃいました(笑)個人的には悲劇を見ながら寝るのはちょっと嫌ですが、まあエキセントリックな王様だったですからねぇ。かなり駆け足でめぐるので、壁画の細かい部分まで見たいのに~と後ろ髪を引かれながら出てきました。

出たらすぐ駅ならいいのに、今度は日が傾いて更に寒くなってきた雪道を下らなくてはいけません。帰り道は本当に寒かった~。あまりに寒いし小腹がすいたので、途中にある売店でプレッツェル(といっても超巨大)をドーナッツ状にしたものを買って、食べ歩きしちゃいました。ふもとに着いたら、丁度バスが目の前で出て行ってしまって、40分その場で待つことにだって、売店も閉まってるし雪でどこも行けないし、ただ座って待つしかないじゃないですか?ここが一番寒かったですね~。せめて雪が少なければ歩いて駅まで行ったのですが、そんな元気はありませんでした。

という感じで、外は寒くて雪まみれで大変でしたけど、お城自体はまだそんなに古くないので防寒もばっちりですし、内装も頑張っていると思いますので、ワグネリアンの王様がどんなお城で晩年の夏を過ごしていたのか見てみたい方は一度訪れてみてください。晴れていたら冬は雪景色も見れるし、空いているのでそれはそれでいいですよ。外観のイメージからミーハーに「行ってみた~い」と思っている方は、ちょっとだけで良いのでワーグナーのオペラ(というか各伝説)について知識をつけてから見に行かれるとより楽しめると思います。

今回のミュンヘンの短い「冬の旅」は色々と面白い体験ができて楽しい旅でした。泊まったユースホステル「ユーロ・ユース・ホテル(Euro Youth Hotel)」は、安いし防寒もしっかりしているし清潔だし、別料金だけど朝食もあって大満足でした。朝はCNNが見れます。駅(Hauptbahnhof)から徒歩3分というのも便利でしたね。次にミュンヘンに行く時も、また是非使ってみようと思います。


<ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城へ鉄道で日帰り旅行するには?(2006年1月現在)>

バイエルン1日鉄道パス(Bayern-Ticket) 18ユーロ(1人)又は25ユーロ(5人まで) 
(このパスで城のふもとまで行くバスにも乗れます)
ノイシュヴァンシュタイン城入場料  9ユーロ(一般) 8ユーロ(学生)
城内の写真撮影は禁止
 ちなみに
●プレッツェル(ドーナツ又はりんご入り) 3ユーロ弱
(城にもカフェがあります)


<関連記事>

ミュンヘン「冬の旅」
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」


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コメント 5

TARO

私も行ったのは冬でしたが、

>今日はバスが動いてないから今すぐ登りはじめたほうがいいわよ☆じゃーね。

マ、マジですか・・・
by TARO (2006-02-10 02:04) 

ヴァラリン

確かにガラガラだったでしょうね(^^;見ただけでも寒すぎるよ~~(><;
バスが動かなかったのは、雪のせい?それとも冬場は日によって動かさない日があるってことなのかしら?

>頂上のお城の入場システム

…夏場はねー、ちょっと形骸化気味なのよね、実は(笑)
理想的なのはやっぱり春とか秋ってことかもしれません(^^;

夏に書いた記事、TBしますね。
(この旅行記は途中なんだよねぇ…そういえば。帰国後にまとめて書こうっと^^;)
by ヴァラリン (2006-02-10 09:37) 

Sardanapalus

TAROさん>
>マ、マジですか・・・
マジでした(笑)徒歩で登るのと同じ道を通る馬車は走っていたので、どうしても無理な人はそちらで登ってましたが、どうせなら!と歩きましたので、馬車の値段は分かりません。

ヴァラリンさん>
TBありがとうございます♪本当に、どこの観光地も行くなら春か秋、個人的にヨーロッパなら春がお勧めですね。こんな山の中、冬は物好きしか行かないでしょう!ちなみに、バスは張り紙がしてあるくらいでしたから、雪のせいだと思いますよ。
by Sardanapalus (2006-02-10 14:54) 

dognorah

私は10年おきに2回行きました。いずれも秋です。最初は歩いて往復しましたが、2回目は登りだけ馬車に乗りました。今はバスが運行されているのですか。
最初に行ったときは実に細かくいろいろ見せてくれましたが、2回目のときはかなり見せる場所を減らしていました。今回の記事を読んで、さらにそれが減らされているように感じましたが、恐らく押し寄せる観光客を捌くためにだんだんそうなっていったのでしょうね。私はあそこの広い台所に感動したことを覚えています。細かいことは忘れましたが、給水設備や上階にある食堂にサーヴするためのリフト(もちろん手動ですが)など19世紀にしてはすごく近代的だった印象があります。尖塔の螺旋階段も途中までですが上らせてくれました。
by dognorah (2006-02-11 03:13) 

Sardanapalus

dognorahさん>
ええと、そうですね。ツアールートはいきなり階段を上がって応接部分と聖堂になるはずだった部分を見て、更に上がって王の居住区域とホールを見て、最後にキッチンまで各自階段を降りて終わりでした。あっさりしていたのは冬でガイドにやる気が無かったからかもしれません(笑)

この城、当時の最先端技術が結集されていて、セントラルヒーティングもあるし水洗トイレで、キッチンではお湯もでるそうです。凄いですよね。

好(ハオ)くんさん>
nice!ありがとうございます。
by Sardanapalus (2006-02-11 14:38) 

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