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ミュージカル「ガイズ・アンド・ドールズ」 [演劇]

ロンドン滞在3日目の水曜日は、一気にミュージカルを2作見てきました。今回は昼に見た公演、ユアン・マクレガー(Ewan McGregor)出演で話題の「ガイズ・アンド・ドールズ(Guys and Dolls)」について書いてみようと思います(右の写真から公式ページへリンク)。これは映画(日本語タイトルは野郎どもと女たち )にもなっている典型的なアメリカンミュージカル黄金期の作品で、普段は小さな劇場で前衛的、または実験的な演劇を上演しているドンマー・ウェアハウス(Donmar Warehouse)がプロデュースするドンマー・イン・ザ・ウェスト・エンド(Donmar in the West End)という企画の公演という点でもイギリスの演劇ファンからは注目が集まっています。

ストーリー自体は、ニューヨークのマフィア(ガイズ)とその恋人達(ドールズ)の関係を書いたもので、特に感動するとかいうものではありません(笑)簡単に説明してしまうと、賭博好きマフィアの一人スカイ・マスターソンとマフィア達を校正させようと日々努力している伝道者のサラ・ブラウン、14年間も婚約しているネイサン・デトロイトミス・アデレードの2カップルがそれぞれ色々な事件を乗り越えて結婚するまでの話です。登場人物はそれぞれキャラが立っていて、可笑しなシチュエーションも満載なので楽しめますが、それだけです。それがアメリカン・ミュージカルの良いとこでもありますが、繰り返し見たいかといわれると…私は一度で充分(^_^)

アンダースタディのサラ役を除けば、キャストは皆良かったです。流石はドンマーのキャスティングだけあって、アンサンブルまで実力派ぞろいでした。マクレガーは歌声がちょっと不安定だけど、ビジュアル的にスカイとしてぴったりはまっていましたし、やっぱり魅力がありますね。特に安心して見ていられたのは、結婚したい欲求不満でずっと風邪をひいているミス・アデレード役のジェーン・クラコウスキ(Jane Krakowski)と小さいのに「ビッグ・ジュリー」と呼ばれているシカゴのマフィアボス役のセヴァン・ステファン(Sevan Stephan)、ネイサンの子分ナイスリー・ナイスリー・ジョンソン役のマーティン・エリス(Martin Ellis)の3人。クラコウスキはずっと鼻声で歌って喋って大変だったと思いますが、トニー賞受賞の経歴は伊達じゃないですね。こんな可愛くて一途な女の子を14年も宙ぶらりんにしているなんて、ネイサンは罪な男です、全く!

最前列右端から撮影
(カーテンはオケピットの柵)
演出も衣装も期待通り、とってもセンスの良いものでした。オーヴァチュアでセット左上に点灯している「GUYS AND DOLLS」(左写真参照)のネオンがはじけたり、仕切り幕やスイングドアを上手く使っていたり、なかなか細かい部分まで気合が入っていましたね。衣装は、特にマフィア達は皆三つ揃いのスーツに帽子ですから、かっこよくて目の保養になりました(*^_^*)

テロの影響とか出ていないかと心配しましたが、セキュリティチェックが厳しくなって会場に入るまでに並ばなくてはいけないこと以外は、チケットは完売しているし、終演後のステージドアにも人だかりが出来ていて、流石はマクレガーだなぁ、と感心してしまいました(どちらもウェスト・エンドじゃあ珍しいんですよ)。これだけ成功しているんだから、これからはドンマーがプロデュースするミュージカルを定期的にウェスト・エンドで公演してほしいものです。


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