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オペラ「ドン・ジョヴァンニ」@新国立劇場 [オペラ(実演)]
記事にするのが遅くなってしまいましたが、4月22日に新国立劇場で「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞してきました。新国立劇場も力を入れている公演で、特設サイトもあります。何を隠そう、これが新国デビューの私。劇場オタクとしては、オペラ以外にも駅からのアクセス、ロビーや階段、劇場内の装飾から座席や音響、ステージの広さまで何もかも気になるので、開演前からあちこち見て回りました。オペラ劇場の印象としては、皆さんの評判通りちょうどいいサイズの客席数でオペラを見るにはとてもいい環境だと思います。音響は少しデッド(残響が少ない)に感じましたが、座る場所によって印象が変わるかもしれません。座席は快適でしたし、1階席にかなり傾斜がついているのも◎。ロビーも十分な広さがありますし、他に東京でオペラ上演を行う東京文化会館やNHKホールとは比べものにならない快適さです。上京する費用とチケット代を考えてしまうとなかなか行けないのですが、またぜひ訪れたい劇場です。次はオペラだけでなく中劇場・小劇場にも行ってみたいですね。
さて、「ドン・ジョヴァンニ」の公演自体はどうだったかというと、正にマリウシュ・クヴィエチェン(Mariusz Kwiecien)を堪能した舞台、という一言につきます。2002年の小澤征爾音楽塾の公演で聞いた時は「このイケメンバリトンは誰!?」と必死でネット検索したものですが(^^)、今や押しも押されぬスター歌手の一人ですね。今回のジョヴァンニは性格付けも声の表現力も10年前と比べて更に魅力的になり、演技に余裕も感じさせる堂々とした歌いっぷりでした。ただ、共演の歌手、特にエルヴィーラやツェルリーナとのからみの部分で力をセーブしている様子が感じられてもどかしかったです。一人きりの場面や最期の場面ではギアを入れ替えた歌唱をきかせてくれていたので、全編このレベルで聞きたかった…。レポレッロ役の平野和はキーチェンのジョヴァンニによくついて行っていたと思います。舞台映えもするし、演技もうまいですしね。(フォルクスオーパーの専属歌手だそうですので、ダニロなんかぜひやってほしいです。)低音までしっかり出るのも好印象なので、もう少ししたたかさもある役作りをしてもらえると、より魅力的になると思いました。騎士長の妻屋秀和は、相変わらず威厳ある低音を堪能させてもらいました。マゼットを歌ったのは久保和範でしたが、可もなく不可もなくという印象でした。農夫とはいえあまりにもイモ兄ちゃんすぎて、もう少しピリッとした部分も見せて欲しかったです。男声陣で、というか今回の公演で一番がっかりだったのはドン・オッターヴィオのダニール・シュトーダ(Daniil Shtoda)。映像で見ても「う~ん」でしたが、実演で聞いたらもっと「う~~~ん」でした。音程はあっているのですが、とにかく声のボリュームが小さくて、重唱部分では全く聞こえてこないです。1階席11列目ですらそんな聞こえ方だったので、最上階奥まで届かないのではないか、とアリアを聴きながら心配になってしまったほどです。他の方の鑑賞記を読むと、この日の歌唱はまだましな方だったようなのですが、オッターヴィオのアリアは私にとっては絶好の睡眠タイムになってしまいました。
女声陣は、皆さんそれぞれの歌唱はいいのですが統一感があまり感じられず、アンサンブルでも各自が自分の世界で歌っていたのが残念です。ドンナ・アンナとしてはちょっと声が太めのアガ・ミコライ(Aga Mikolaj)ですが、オッターヴィオを尻に敷いている様子が伺える強気な性格付けがちょっと面白かったです。この前「ドン・ジョヴァンニ」を観た時はアンナ役の歌手が不調だったので、ミコライの歌唱で口直しならぬ耳直しができました。エルヴィーラを歌ったニコル・キャベル(Nicole Cabell)は評判のいい若手なので期待していたのですが、こじんまりとした演技と歌唱でちょっと期待はずれでした。彼女の声質も、あまり役柄に合っていないような…エルヴィーラなのに分別がありそうだったのもちょっと違うな、と思ってしまった点です。あのジョヴァンニを手こずらせる訳ですから、もっとごりごりと押しの強い性格でないとダメでしょう!九嶋香奈枝はしっかり者のツェルリーナでしたが、後半のアリアにはちょっとひやひやさせられました。
新国の演出は舞台をヴェネツィアに移していること以外はかなり正統派で、衣装や舞台デザインは整っていましたが動きが少なめで退屈に感じる部分もありました。折角ヴェネツィアなんだから、ジョヴァンニのセレナードはゴンドラに乗って歌ってくれてもいいのになぁ~などと思ってしまったり…。あまりヘンテコな読み替えはやめてほしいですが、突っ立ち歌唱が続く演出も、それはそれで退屈してしまいます。折角レチタティーヴォの多い「ドン・ジョヴァンニ」ですから、そのバランスをうまくとって演劇的要素も取り入れるのが演出家の腕の見せ所だと思うのですが、なかなか難しいものですね。
そんな感じで、個々の要素としては演出も指揮も歌手も合唱も悪くなかったのですが、逆に言えば突出して素晴らしいともいえなかった、私には中庸な感が否めない公演でした。もっと完成度の高い上演ができそうなのに、その手前で空中分解してしまっていて勿体ないですね。これは、再演演出家の技量の問題か、歌手達の気合いと歩み寄りが足りないのか、指揮者と歌手の意思疎通が上手くいっていないのか、何が原因なのか分かりませんが、この「あと少し」物足りない感じが解消されれば、もっと新国立劇場にも足を運びたくなると思うので、新国さんよろしくお願いしますね~。
さて、「ドン・ジョヴァンニ」の公演自体はどうだったかというと、正にマリウシュ・クヴィエチェン(Mariusz Kwiecien)を堪能した舞台、という一言につきます。2002年の小澤征爾音楽塾の公演で聞いた時は「このイケメンバリトンは誰!?」と必死でネット検索したものですが(^^)、今や押しも押されぬスター歌手の一人ですね。今回のジョヴァンニは性格付けも声の表現力も10年前と比べて更に魅力的になり、演技に余裕も感じさせる堂々とした歌いっぷりでした。ただ、共演の歌手、特にエルヴィーラやツェルリーナとのからみの部分で力をセーブしている様子が感じられてもどかしかったです。一人きりの場面や最期の場面ではギアを入れ替えた歌唱をきかせてくれていたので、全編このレベルで聞きたかった…。レポレッロ役の平野和はキーチェンのジョヴァンニによくついて行っていたと思います。舞台映えもするし、演技もうまいですしね。(フォルクスオーパーの専属歌手だそうですので、ダニロなんかぜひやってほしいです。)低音までしっかり出るのも好印象なので、もう少ししたたかさもある役作りをしてもらえると、より魅力的になると思いました。騎士長の妻屋秀和は、相変わらず威厳ある低音を堪能させてもらいました。マゼットを歌ったのは久保和範でしたが、可もなく不可もなくという印象でした。農夫とはいえあまりにもイモ兄ちゃんすぎて、もう少しピリッとした部分も見せて欲しかったです。男声陣で、というか今回の公演で一番がっかりだったのはドン・オッターヴィオのダニール・シュトーダ(Daniil Shtoda)。映像で見ても「う~ん」でしたが、実演で聞いたらもっと「う~~~ん」でした。音程はあっているのですが、とにかく声のボリュームが小さくて、重唱部分では全く聞こえてこないです。1階席11列目ですらそんな聞こえ方だったので、最上階奥まで届かないのではないか、とアリアを聴きながら心配になってしまったほどです。他の方の鑑賞記を読むと、この日の歌唱はまだましな方だったようなのですが、オッターヴィオのアリアは私にとっては絶好の睡眠タイムになってしまいました。
女声陣は、皆さんそれぞれの歌唱はいいのですが統一感があまり感じられず、アンサンブルでも各自が自分の世界で歌っていたのが残念です。ドンナ・アンナとしてはちょっと声が太めのアガ・ミコライ(Aga Mikolaj)ですが、オッターヴィオを尻に敷いている様子が伺える強気な性格付けがちょっと面白かったです。この前「ドン・ジョヴァンニ」を観た時はアンナ役の歌手が不調だったので、ミコライの歌唱で口直しならぬ耳直しができました。エルヴィーラを歌ったニコル・キャベル(Nicole Cabell)は評判のいい若手なので期待していたのですが、こじんまりとした演技と歌唱でちょっと期待はずれでした。彼女の声質も、あまり役柄に合っていないような…エルヴィーラなのに分別がありそうだったのもちょっと違うな、と思ってしまった点です。あのジョヴァンニを手こずらせる訳ですから、もっとごりごりと押しの強い性格でないとダメでしょう!九嶋香奈枝はしっかり者のツェルリーナでしたが、後半のアリアにはちょっとひやひやさせられました。
新国の演出は舞台をヴェネツィアに移していること以外はかなり正統派で、衣装や舞台デザインは整っていましたが動きが少なめで退屈に感じる部分もありました。折角ヴェネツィアなんだから、ジョヴァンニのセレナードはゴンドラに乗って歌ってくれてもいいのになぁ~などと思ってしまったり…。あまりヘンテコな読み替えはやめてほしいですが、突っ立ち歌唱が続く演出も、それはそれで退屈してしまいます。折角レチタティーヴォの多い「ドン・ジョヴァンニ」ですから、そのバランスをうまくとって演劇的要素も取り入れるのが演出家の腕の見せ所だと思うのですが、なかなか難しいものですね。
そんな感じで、個々の要素としては演出も指揮も歌手も合唱も悪くなかったのですが、逆に言えば突出して素晴らしいともいえなかった、私には中庸な感が否めない公演でした。もっと完成度の高い上演ができそうなのに、その手前で空中分解してしまっていて勿体ないですね。これは、再演演出家の技量の問題か、歌手達の気合いと歩み寄りが足りないのか、指揮者と歌手の意思疎通が上手くいっていないのか、何が原因なのか分かりませんが、この「あと少し」物足りない感じが解消されれば、もっと新国立劇場にも足を運びたくなると思うので、新国さんよろしくお願いしますね~。
ブリテン「戦争レクイエム」CD発売日決定&新インタビュー [Keenlyside]
4月11日にケンブリッジでのコンサートに出演したサイモン・キーンリーサイドですが、歌曲とミュージカルナンバーを非常にリラックスした状態で歌っていたそうです。今月の仕事はバーデンバーデンでのコンサートを残すだけですが、昨年収録されたブリテンの「戦争レクイエム(War Requiem)」のCD発売日が5月7日に決定したようです。共演歌手はイアン・ボストリッジ、指揮はジャナンドレア・ノセダ(Gianandrea Noseda)でロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)の演奏ということで、かなり質の高い演奏になっていると思います。ブリテン好きの方にはきっと注目の録音でしょう。私はブリテンは好きじゃないのですが、公演の評判もよかったので、ぜひ購入して聞いてみようと思います。ちなみに、amazonではmp3形式でも販売します。このページから視聴もできますので、興味のある方はぜひ聞いてみてください。◆ロンドン交響楽団のCD販売ページ
ちなみに、昨年のPROMSでのメンデルスゾーンの「エリヤ(Elijah)」もCD化を待っている状態ですが、4月17日にBBC Radio 3で音源が再放送されるようです。詳しくはこちらから。
それから、今年の7月にリサイタルを行うグレンジ・パーク・オペラ(Grange Park Opera)のウェブページに、軽~い感じのインタビューが載りました。このインタビューシリーズ、他の歌手のものも各自性格が出ていて結構面白いです。
◆WARM WOOLLEN MITTENS...SIMON KEENLYSIDE (BARITONE)
[キーンリーサイドの回答まとめ]
1.最も好きな機械は?・・・トラクター。あれ1台ですごく色々できて凄い。
2.史上最も重要な発明は?・・・車輪かな?
3.一番好きな弦楽曲(歌なし)は?・・・いつでもベートーベンの交響曲第7番。
4.今一番好きな都市は?・・・都市は苦手だけど、ニューヨークでは幸せに過ごせる。
5.舞台前のゲン担ぎは?・・・公演前は静かで落ち着いた1日を過ごすようにしている。
6.一番会話をしたい故人の作曲家は?・・・フーゴ・ヴォルフ(Hugo Wolf)とウィーンの森を散歩したいね。
7.今までで最高の電車旅は?・・・ウェールズのスウォンジー(Swansea)からラネッリ(Llanelli)、フェリーサイド(Ferryside)を通ってカルマザン(Carmarthen)終着の路線。
8.カンフーパンダとラタトゥイユ、どっち?・・・カンフーパンダ
9.1083年, 1492年, 1897年のうち、どの時代に行ってみたい?・・・一番世界が未開の時代に行きたいから、1083年。
ミュンヘンの「オネーギン」ネット生中継! [オペラ(音源・映像・その他)]
私のボケで日本時間の換算を1時間間違えていたりしましたが、皆さん無事に視聴できましたでしょうか?個人的には演出には特に魅力に感じる部分はありませんでしたが、歌手は素敵だったと思います。Bayeriche Staatsoperのfacebookに舞台写真がいっぱい載っていますので、リンクを貼っておきます。
◆Bayerische Staatsoperオネーギンの舞台写真アルバム
◆Bayerische Staatsoper「ウォールの写真」
ウォールにもカウボーイ達とキャスト集合写真がアップされています。しかし、このキャスト写真、半分はあさっての方向見ているし逆光だし、もう少しうまく撮ってほしいですね(^^;)

直前の告知になってしまいましたが、明日24日のミュンヘンの「エフゲニー・オネーギン」公演が、ネットで生中継されます。初日の写真がBayerische Staatsoperのページに3枚だけ載りましたが、噂通りのゲイ(同性愛者)のオネーギンとレンスキーですね(^^)。この2人がゲイで恋人同士という設定の演出には不満がありますが、久しぶりのサイモン・キーンリーサイドのオペラ公演ですし、折角生中継してくれるので、頑張って夜更かしして観たいと思います。
◆Bayerische Staatsoperの生中継情報ページ
※実際にストリーミングが見られるURLはwww.streaming.staatsoper.deとのことです。
3月24日(土)19:00~21:50 ※日本時間25日午前3:00~5:50
Opera "Eugene Onegin"
Larina: Heike Groetzinger
Tatiana: Ekaterina Scherbachenko
Olga: Alisa Kolosova
Onegin: Simon Keenlyside
Lenski: Pavol Breslik
Gremin / Saretzki: Ain Anger
Triquet: Ulrich Ress
Conductor: Pietari Inkinen
Bayerische Staatsoper Orchestra & Chorus
◆Bayerische Staatsoperオネーギンの舞台写真アルバム
◆Bayerische Staatsoper「ウォールの写真」
ウォールにもカウボーイ達とキャスト集合写真がアップされています。しかし、このキャスト写真、半分はあさっての方向見ているし逆光だし、もう少しうまく撮ってほしいですね(^^;)

直前の告知になってしまいましたが、明日24日のミュンヘンの「エフゲニー・オネーギン」公演が、ネットで生中継されます。初日の写真がBayerische Staatsoperのページに3枚だけ載りましたが、噂通りのゲイ(同性愛者)のオネーギンとレンスキーですね(^^)。この2人がゲイで恋人同士という設定の演出には不満がありますが、久しぶりのサイモン・キーンリーサイドのオペラ公演ですし、折角生中継してくれるので、頑張って夜更かしして観たいと思います。
◆Bayerische Staatsoperの生中継情報ページ
※実際にストリーミングが見られるURLはwww.streaming.staatsoper.deとのことです。
3月24日(土)19:00~21:50 ※日本時間25日午前3:00~5:50
Opera "Eugene Onegin"
Larina: Heike Groetzinger
Tatiana: Ekaterina Scherbachenko
Olga: Alisa Kolosova
Onegin: Simon Keenlyside
Lenski: Pavol Breslik
Gremin / Saretzki: Ain Anger
Triquet: Ulrich Ress
Conductor: Pietari Inkinen
Bayerische Staatsoper Orchestra & Chorus
イギリス旅行記2012:アシュモレアン博物館 [旅行]

今回のイギリス滞在は実質5日だったのでロンドンを離れるのは難しかったのですが、オックスフォード(Oxford)ならば15分間隔で運行している長距離バスで簡単に行けるので7年ほど前に訪れた際に行きそびれたアシュモレアン博物館(The Ashmolean Museum of Art and Archaeology)にだけ(笑)行ってきました。印象としては、大英博物館とヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を足して凝縮したような博物館でした。さすがはオックスフォード大学所蔵の資料ですね。上の写真は、名所の一つ、右のパブの看板にあるようにビッグ・トムと呼ばれる鐘があるクライスト・チャーチのトム・タワー(Tom Tower)です。
外見は大英博物館を小さくしたようなアシュモレアン博物館。


2009年に改装された内部は、入場すると大きなホールに巨大な像が。


京都市交響楽団 第2回名古屋公演@愛知芸術劇場コンサートホール [音楽(クラシック)]
2月24日(金)に、京都市交響楽団の第2回名古屋公演へ行ってきました。目的は、勿論ホルン奏者のラデク・バボラク(Radek Baborak)♪新聞に載っていた広告のクイズに応募して、無料招待チケットで鑑賞してきました。ラッキー(^^)といっても、チケットの売れ行きはそれほど芳しくないようでしたので、もしかしたらクイズ応募者は全員招待だったのかもしれませんが…。
プログラムは以下のとおりでした。
R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
R・シュトラウス ホルン協奏曲
*
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
個人的に苦手な曲の多いR・シュトラウス、実は「ドン・ファン」も良いと思えたことがありません。なんだかガチャガチャうるさいかと思えば冗長な部分も多いですし、何よりドン・ファンのイメージが沸いてこないんですよね。今回も、その印象は変わらず、でした。
2曲目は、今夜のメインであるホルン協奏曲だったのですが、バボラクが登場しただけで明らかに観客の拍手のテンションが違いました(笑)そして、演奏はというと、流石バボラク、期待を裏切らずとっても素敵でした!毎回聴くたびに思いますが、ホルンからあんなに多彩な音色が出てくるものなんですねぇ。今回はR・シュトラウスだからか、やわらかめの音色を中心に超絶技巧もさらっと余裕で吹きまくり、楽しんで演奏していたように見えました。バボラクののびやかな演奏に引っ張られる形でオケの演奏ものってきて、1曲目の「ドン・ファン」より明らかに良い出来だったと思います。バボラクの音色にうっとり聴き入っているうちにあっという間に演奏は終わってしまいました。バボラクを聴くのは2007年以来でしたが、ベルリン・フィルもやめてしまって聴く機会が減ってしまった今、こうして来日して演奏してくれるのは大変ありがたいですね。大盛り上がりの客席からのもっと聞かせて!と言わんばかりの拍手に応えて、アンコールの1曲目は何とジークフリートのホルンコール!これってこんなにかっこいい旋律でしたっけ?有名な旋律だからこそ、改めてバボラークの「天才」っぷりを感じることが出来ました。しかし、熱くなっている聴衆たちがこんな短いアンコールで帰らせるはずも無く、続いて「アルペン・ファンタジー(Alpen Fantasia)」、そしてブラウン作「プレリュード」と、合計3曲のアンコールになりました。
休憩を挟んだ後は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。私、なぜかショスタコーヴィチは第5番と第6番ばかりを聴いている気がします(^^)しかも、大体別の曲を聴きに行ったらプログラムに入っていた、というパターンで…勿論、第5番も第6番も名曲だとは思いますが、少し聞き飽きた感があるのも事実です。特に、第5番は最近も佐渡裕とベルリン・フィルの熱気あふれる演奏に感銘を受けたばかりなので、この日の演奏はこじんまりとまとまりすぎて少々退屈な印象を受けました。広上淳一の指揮は可もなく不可もなくといったタイプで、ショスタコーヴィチなんだからもっとフォルテとピアノをはっきりさせても良かったのでは?と思う箇所もあり、最後まで乗り切れないままでした。
京都市交響楽団を聴くのは約12年ぶりでした。東京のそこら辺のオケより断然演奏レベルも高いですし、オケとしての音色のまとまりやバランスは非常に聴きやすいと思います。名古屋で定期的にコンサートをするようになったのですね。次回のプログラムは好みじゃないので行かないと思いますが、今後は毎回チェックしたいと思います。
プログラムは以下のとおりでした。
R・シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」
R・シュトラウス ホルン協奏曲
*
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
個人的に苦手な曲の多いR・シュトラウス、実は「ドン・ファン」も良いと思えたことがありません。なんだかガチャガチャうるさいかと思えば冗長な部分も多いですし、何よりドン・ファンのイメージが沸いてこないんですよね。今回も、その印象は変わらず、でした。
2曲目は、今夜のメインであるホルン協奏曲だったのですが、バボラクが登場しただけで明らかに観客の拍手のテンションが違いました(笑)そして、演奏はというと、流石バボラク、期待を裏切らずとっても素敵でした!毎回聴くたびに思いますが、ホルンからあんなに多彩な音色が出てくるものなんですねぇ。今回はR・シュトラウスだからか、やわらかめの音色を中心に超絶技巧もさらっと余裕で吹きまくり、楽しんで演奏していたように見えました。バボラクののびやかな演奏に引っ張られる形でオケの演奏ものってきて、1曲目の「ドン・ファン」より明らかに良い出来だったと思います。バボラクの音色にうっとり聴き入っているうちにあっという間に演奏は終わってしまいました。バボラクを聴くのは2007年以来でしたが、ベルリン・フィルもやめてしまって聴く機会が減ってしまった今、こうして来日して演奏してくれるのは大変ありがたいですね。大盛り上がりの客席からのもっと聞かせて!と言わんばかりの拍手に応えて、アンコールの1曲目は何とジークフリートのホルンコール!これってこんなにかっこいい旋律でしたっけ?有名な旋律だからこそ、改めてバボラークの「天才」っぷりを感じることが出来ました。しかし、熱くなっている聴衆たちがこんな短いアンコールで帰らせるはずも無く、続いて「アルペン・ファンタジー(Alpen Fantasia)」、そしてブラウン作「プレリュード」と、合計3曲のアンコールになりました。
休憩を挟んだ後は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。私、なぜかショスタコーヴィチは第5番と第6番ばかりを聴いている気がします(^^)しかも、大体別の曲を聴きに行ったらプログラムに入っていた、というパターンで…勿論、第5番も第6番も名曲だとは思いますが、少し聞き飽きた感があるのも事実です。特に、第5番は最近も佐渡裕とベルリン・フィルの熱気あふれる演奏に感銘を受けたばかりなので、この日の演奏はこじんまりとまとまりすぎて少々退屈な印象を受けました。広上淳一の指揮は可もなく不可もなくといったタイプで、ショスタコーヴィチなんだからもっとフォルテとピアノをはっきりさせても良かったのでは?と思う箇所もあり、最後まで乗り切れないままでした。
京都市交響楽団を聴くのは約12年ぶりでした。東京のそこら辺のオケより断然演奏レベルも高いですし、オケとしての音色のまとまりやバランスは非常に聴きやすいと思います。名古屋で定期的にコンサートをするようになったのですね。次回のプログラムは好みじゃないので行かないと思いますが、今後は毎回チェックしたいと思います。
オペラ「フィガロの結婚」@ROH [オペラ(実演)]
現在ROHでは「ダ・ポンテサイクル」と銘打たれた「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」の3作連続上演が進行中です。…しかし、音楽監督パッパーノが指揮する「フィガロの結婚」以外のチケットは大量に売れ残り、格安オファーが出たりする始末であまり盛り上がっていないような状況です。モーツァルトの作品の中でも人気の3作ですが、同じ演出であまりにも頻繁に上演されている上に今回はスター歌手の登場が少ないというのがその理由ではないかと思います。ただ、「ドン・ジョヴァンニ」は2パターンのキャストのどちらも個人的にはなかなか魅力的だと思うんですけれどね~。そのなかで私が狙ったのは、当然サイモン・キーンリーサイドが伯爵を歌う「フィガロの結婚」でした。しか~し、会社から休暇も取り、飛行機もチケットも手配し、準備万端!あとは出発するだけ、となった時にキーンリーサイドは全公演をキャンセルという残念なお知らせが…。(理由はこちら)わざわざ昨年のザルツブルクの公演をスルーしてこのロンドンを非常に楽しみにしていたのに、一瞬もうイギリスに行くのもやめようかとも思いましたが、他にも行きたいところはあるしキャンセルになったものは仕方がないということで、今回の公演ではアントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)の指揮と、フィガロを歌うイケメンバス歌手イルデブランド・ダルカンジェロ(Ildebrando D'Arcangelo)を楽しみに見に行きました。
歌手の中では、期待通りフィガロ役をのびのびと余裕たっぷりに歌い演じてくれたダルカンジェロが素晴らしく、それに一歩も引かないで充実した演技と歌唱を披露してくれたスザンナ役のアレクサンドラ・クルチャク(Aleksandra Kurzak)とのコンビがとにかく最高!(^^)やっぱりこのカップルが安定していると落ち着いて見ていられますね。ダルカンジェロは、顔もイケてますが、あのばりっとした声が本当にかっこいいと思います。今回は初日と2回目の公演を見たのですが、それぞれの日で演技も変えていて、本人もフィガロという役を楽しんで演じている様子が分かりました。クルチャクを生で聴くのは久しぶりでしたが、しっかり歌えて演技もできる、私の好きなタイプの歌手であることを再確認しました。この作品はスザンナがあちこちの場面で登場しますが、いつ出てきても生き生きとした役作りで楽しませてくれました。アナ・ボニタティバス(Anna Bonitatibus)の小柄で元気のいいケルビーノとの姉弟のような絡みも楽しかったです。
そんなきびきびした頭の回転の速い2人に比べて、伯爵夫妻はどうものほほんとしているなぁ、という印象を受けました。伯爵役のルーカス・ミーチェム(Lucas Meachem)も伯爵夫人役のレイチェル・ウィリス=ソレンセン(Rachel Willis-Sørensen)も、歌唱は合格点ですがいわゆる直立で歌い上げるタイプで、表現力や演技力はあまり感じられなかったです。それでもミーチェムはコミカルな場面などは頑張っていたのですが、演技力の無さは隠せるものではありません。逆にウィリス=ソレンセンはほとんど演技をしないことでその一時代前の美人顔を生かして高貴な雰囲気を出すことには成功していたと思います。ただ、伯爵夫人にはもっと芯の強い部分やお茶目な部分を見せて欲しい私としては、退屈な役作りでした。特にこの演出では、フィガロ&スザンナを代表とする使用人達と伯爵夫妻の間の冷ややかな対決というか、緊張感のある主従関係というのが面白い点だったりするのですが、この主人達では使用人達に良いようにあしらわれていそうでした(^^)逆に、そういう「毒」が抜けていた分、最後に伯爵が「夫人よ、許しておくれ」と謝る場面で伯爵が本心から謝罪をし、夫人も本心から許して元の鞘に戻っているように見えたのは読み替え演出全盛のご時世、逆に新鮮ではありましたが。
他の歌手達も素晴らしく、バルトロ役のカルロ・レポーレ(Carlo Lepore)とマルチェリーナ役のアン・マレー(Ann Murray)、そしてバジリオ役のボナベンチュラ・ボットーネ(Bonaventura Bottone)の「ずっこけ3人組」は自然な演技も面白く、歌唱面でもしっかりと役を演じきっていました。この演出では使用人として大勢出演する俳優達(歌なし)も隅々まで細かく演技がつけられていて、音楽だけでなく演技も楽しみたい私にとっては大満足の再演でした。
ただ、今回の公演で一番の拍手を送りたいのは、素敵な音楽を提供してくれた指揮者のパッパーノです。やはりキーンリーサイドの伯爵が見たかった~とあちこちで感じながらの鑑賞でしたが、いつも通り熱のこもったパッパーノの指揮が素晴らしかったおかげで作品としては非常に楽しめました。この演出の初演でも同じように感じましたが、パッパーノの振るモーツァルトは隅々まで気配りが行き届いているので安心して聞いていられますし、テンポ設定に疑問を感じることもなく純粋に作品を楽しめます。今回は、伯爵夫人の部屋に閉じ込められたスザンナとケルビーノがどこから逃げ出そうかと歌う場面でかなりの弱音でひそひそ話のように歌わせていたのが面白かったです。歌手が2人とも演技が上手いので、顔の表情なども見ていて可笑しくて、客席からも笑いが起こっていました。最近、音楽活動への貢献が認められて女王から爵位を授かりSir Tonyとなったパッパーノ、これからもこういう素敵な音楽をどんどん指揮していってほしいです!
パッパーノが音楽監督を務める聖チェチーリア管弦楽団からのサプライズ祝…やっぱりこの曲ですか(^^)


Le Nozze di Figaro
Director: David McVicar
Revival Director: Leah Hausman
Figaro: Ildebrando D'Arcangelo
Susanna: Aleksandra Kurzak
Count Almaviva: Lucas Meachem
Countess Almaviva: Rachel Willis-Sørensen
Cherubino: Anna Bonitatibus
Don Basilio: Bonaventura Bottone
Marcellina: Ann Murray
Bartolo: Carlo Lepore
Conductor: Antonio Pappano
Royal Opera Chorus
Orchestra of the Royal Opera House
ミュージカル「レ・ミゼラブル」@Queens Theatre [演劇]
今回のロンドン行の目的のひとつは、ミュージカル界のスター俳優、ラミン・カリムルー(Ramin Karimloo)が主役を演じているミュージカル「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」を見に行くことでした。私がこのミュージカルを見るのは久しぶりですが、イギリス留学中には好みのキャストが揃っていたこともあって何度も見に行ったものです。その時の良い印象を壊さないように今まで避けていたのですが、最近「オペラ座の怪人」25周年記念公演でも主役を演じたカリムルーがジャン・バルジャン役に挑戦、と聞いてはやはり見のがせない、と思い立ったのでした。
ロンドンの劇場ではロングラン中のミュージカルが売り切れということはまずないのですが、今回は土曜の昼公演を狙ったせいもあってか、珍しくチケットを入手するのが難しかったです。もう諦めようかとも思いましたが、当日の開演1時間半前に劇場のボックスオフィスに行ってみたところ、丁度運良くリターンチケットが1枚出てきたところでした。しかも、少し見切れる席だったのでたったの15ポンド(約1900円)!ラッキー♪こういう経験をすると、やっぱりロンドンのチケット販売システムは素晴らしいなぁ、とにんまりしてしまいます。
そんな感じで何とかチケットを入手して観た公演の出来はどうだったかというと、う~ん、期待が大きかったというのもあるでしょうが全体で80点くらいでしょうか。名前を覚えておけばよかったと思ったのはファーストキャストだったマリウス役とアンダースタディだったアンジョルラス役くらいで、他の俳優達は高いレベルを保ってはいるのですが以前観たときの俳優の演技には勝てないかな~というのが正直な感想でした。それは、カリムルーにも言えることで、確かに歌えるし演技力も全く問題ないのですが、やはりまだ「若すぎる」印象が強かったです。歌いあげる部分はガンガン歌ってもらえて気持ち良かったですが、年を取ってからの場面でもいつでも元気いっぱいな声質だったので、歌詞との違和感を感じてしまいました。以前観たバルジャン達はそれなりに年配の俳優達で、それぞれに最期の「枯れた」演技が素敵だったので、余計ににじみ出る若さが気になってしまったのかもしれませんが…。今の段階では、「オペラ座の怪人」のファントム役の方がよっぽど似合っていると思います。ただ、カリムルーはまだ役を歌い始めて日が浅いですし、バルジャンとしての契約を延長したようなので今後は次第に役の理解を深めていってくれるはずです。(でも個人的には、バルジャンよりファントムで見たいです!^^)
今回は、演出を練り直したバージョンも初体験でしたので、以前からどう変わったのか、果たして改善されたのか改悪されたのか、という点にも注目していました。新しいオーケストラの音色は重厚さには欠けるもののメリハリがきいていて好印象でしたが、今回の公演では音楽のテンポが速すぎて歌詞が追い付かず、俳優達が苦戦している様子ばかりが感じられて残念ながらストーリーに没入できませんでした。大体演出を練り直したというと舞台演出上で変更になった部分が気になるものですが、この新「レ・ミゼラブル」の場合は音楽のテンポが早回しのようになったというのがとにかく気になりました。特にこの作品は英語歌詞の音数が多く早口言葉のような部分も多いので、以前のバージョンではすっきりぴったりとはまっていた部分がごにょごにょと流れていってしまって、折角の素敵な歌詞が聞き取れずにもどかしく感じました。特にジャベールやテナルディエ夫妻といった重要な役どころの歌詞が流れてしまうと、作品の魅力は半減してしまうものです。
そんな感じで、期待が大きかったからか少なからず残念に感じた部分も多い公演でした。ただ、「レ・ミゼラブル」という作品がミュージカルの名作であるという事実は変わりませんので、今後、早くなったオーケストラのテンポに俳優達がついていけるようになったら、また以前のように充実した公演が見られるようになると思います。
ロンドンの劇場ではロングラン中のミュージカルが売り切れということはまずないのですが、今回は土曜の昼公演を狙ったせいもあってか、珍しくチケットを入手するのが難しかったです。もう諦めようかとも思いましたが、当日の開演1時間半前に劇場のボックスオフィスに行ってみたところ、丁度運良くリターンチケットが1枚出てきたところでした。しかも、少し見切れる席だったのでたったの15ポンド(約1900円)!ラッキー♪こういう経験をすると、やっぱりロンドンのチケット販売システムは素晴らしいなぁ、とにんまりしてしまいます。
そんな感じで何とかチケットを入手して観た公演の出来はどうだったかというと、う~ん、期待が大きかったというのもあるでしょうが全体で80点くらいでしょうか。名前を覚えておけばよかったと思ったのはファーストキャストだったマリウス役とアンダースタディだったアンジョルラス役くらいで、他の俳優達は高いレベルを保ってはいるのですが以前観たときの俳優の演技には勝てないかな~というのが正直な感想でした。それは、カリムルーにも言えることで、確かに歌えるし演技力も全く問題ないのですが、やはりまだ「若すぎる」印象が強かったです。歌いあげる部分はガンガン歌ってもらえて気持ち良かったですが、年を取ってからの場面でもいつでも元気いっぱいな声質だったので、歌詞との違和感を感じてしまいました。以前観たバルジャン達はそれなりに年配の俳優達で、それぞれに最期の「枯れた」演技が素敵だったので、余計ににじみ出る若さが気になってしまったのかもしれませんが…。今の段階では、「オペラ座の怪人」のファントム役の方がよっぽど似合っていると思います。ただ、カリムルーはまだ役を歌い始めて日が浅いですし、バルジャンとしての契約を延長したようなので今後は次第に役の理解を深めていってくれるはずです。(でも個人的には、バルジャンよりファントムで見たいです!^^)
今回は、演出を練り直したバージョンも初体験でしたので、以前からどう変わったのか、果たして改善されたのか改悪されたのか、という点にも注目していました。新しいオーケストラの音色は重厚さには欠けるもののメリハリがきいていて好印象でしたが、今回の公演では音楽のテンポが速すぎて歌詞が追い付かず、俳優達が苦戦している様子ばかりが感じられて残念ながらストーリーに没入できませんでした。大体演出を練り直したというと舞台演出上で変更になった部分が気になるものですが、この新「レ・ミゼラブル」の場合は音楽のテンポが早回しのようになったというのがとにかく気になりました。特にこの作品は英語歌詞の音数が多く早口言葉のような部分も多いので、以前のバージョンではすっきりぴったりとはまっていた部分がごにょごにょと流れていってしまって、折角の素敵な歌詞が聞き取れずにもどかしく感じました。特にジャベールやテナルディエ夫妻といった重要な役どころの歌詞が流れてしまうと、作品の魅力は半減してしまうものです。
そんな感じで、期待が大きかったからか少なからず残念に感じた部分も多い公演でした。ただ、「レ・ミゼラブル」という作品がミュージカルの名作であるという事実は変わりませんので、今後、早くなったオーケストラのテンポに俳優達がついていけるようになったら、また以前のように充実した公演が見られるようになると思います。
ロンドン旅行記2012:極寒のロンドン [旅行]
(また)ロンドンに来ています。今回は短く、1週間の滞在なのですが、既に3日が過ぎてしまいました~。とりあえず、寒いです。ロンドンでマイナス6度なんて聞いたとこがないです(^_^;)イギリス人の友人が、こんなに寒かったことは記憶にないというほど寒い日が続いているので、一度降った雪がなかなか解けなくて観光し辛いです。
一応、お目当てはROHの「フィガロの結婚(Le Nozze di Figaro)」と、ミュージカル「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」、他劇場関係ですので、順次記事にしていきたいと思っています。…でも、このペースじゃあアップできるのは帰国後かしら?(^_^;)毎回のことですが、気長にお付き合いください。
フィガロもキャンセル…その理由 [Keenlyside]
今年の仕事始めのはずだったウィーンでの「仮面舞踏会」をキャンセルしたサイモン・キーンリーサイドですが、来月のROHでの「フィガロの結婚」も引き続きキャンセルしてしまいました。「仮面舞踏会」のキャンセル発表からすでに2か月近く経っていますので、よっぽど体調がすぐれないのかと少し心配になっていたところ、昨日SimonKeenlyside.infoに本人からのメッセージがアップされました。
◆A Message from Simon, 27 January 2012
※キーンリーサイドにメッセージを送りたい方は、こちらのコメント欄に記入すれば本人に伝わるそうです。
「みなさん、またやっちゃってごめんなさい。こんなキャンセル行為が、最近のちょっとした傾向になってしまっていますね。」と始まるそのメッセージによると、ウィーン、ロンドンと連続で公演をキャンセルした理由は、奥さんのヤノフスキーが体調を崩して子供の世話をしなくてはならないからのようです。「仮面舞踏会」の時はクリスマス・新年のホリデイシーズンでベビーシッターもお休みだったから家を離れられず、そして今回の「フィガロの結婚」は子供の相手をしつづけて喉を傷めてしまったから、という「全くお間抜けな」(本人談)理由なのだとか。(確かに、小さい子供の相手は喉に負担がかかりますね。私の叔母も、孫の世話をしていただけで喉にポリープができました(^_^;))安くない出費をして自分の歌を楽しみにしてくださっていたファンには申し訳ないけれど、人生には仕事より家族をとらなくてはいけない時があるのです、という内容でした。
とりあえず、喉を傷めたといってもそんなに深刻ではなくて、3月のミュンヘンの「エフゲニー・オネーギン」は歌うつもりだということですから、キーンリーサイド自身の体調はそんなに心配しなくてもよさそうです。昨年は左腕の手術やら肺の感染症(?)やらで心配させられたので、もっと深刻な状態なのかとドキドキしてしまいました。逆に、奥さんのヤノフスキーは年末に入院したそうですし、その前から舞台でも冴えない踊りをしていたようなので、かなり心配です。早く良くなっていただいて、また素晴らしい踊りを見せて欲しいものです。
実は私もこの「フィガロの結婚」を見に行くので、このキャンセルの連絡には本当にガッカリさせられました。折角マクヴィカーの演出でキーンリーサイドの伯爵が見られるはずだったのに~と思わずにはいられませんが、今回はパッパーノの指揮とダルカンジェロの歌うフィガロを堪能したいと思います。
◆A Message from Simon, 27 January 2012
※キーンリーサイドにメッセージを送りたい方は、こちらのコメント欄に記入すれば本人に伝わるそうです。
「みなさん、またやっちゃってごめんなさい。こんなキャンセル行為が、最近のちょっとした傾向になってしまっていますね。」と始まるそのメッセージによると、ウィーン、ロンドンと連続で公演をキャンセルした理由は、奥さんのヤノフスキーが体調を崩して子供の世話をしなくてはならないからのようです。「仮面舞踏会」の時はクリスマス・新年のホリデイシーズンでベビーシッターもお休みだったから家を離れられず、そして今回の「フィガロの結婚」は子供の相手をしつづけて喉を傷めてしまったから、という「全くお間抜けな」(本人談)理由なのだとか。(確かに、小さい子供の相手は喉に負担がかかりますね。私の叔母も、孫の世話をしていただけで喉にポリープができました(^_^;))安くない出費をして自分の歌を楽しみにしてくださっていたファンには申し訳ないけれど、人生には仕事より家族をとらなくてはいけない時があるのです、という内容でした。
とりあえず、喉を傷めたといってもそんなに深刻ではなくて、3月のミュンヘンの「エフゲニー・オネーギン」は歌うつもりだということですから、キーンリーサイド自身の体調はそんなに心配しなくてもよさそうです。昨年は左腕の手術やら肺の感染症(?)やらで心配させられたので、もっと深刻な状態なのかとドキドキしてしまいました。逆に、奥さんのヤノフスキーは年末に入院したそうですし、その前から舞台でも冴えない踊りをしていたようなので、かなり心配です。早く良くなっていただいて、また素晴らしい踊りを見せて欲しいものです。
実は私もこの「フィガロの結婚」を見に行くので、このキャンセルの連絡には本当にガッカリさせられました。折角マクヴィカーの演出でキーンリーサイドの伯爵が見られるはずだったのに~と思わずにはいられませんが、今回はパッパーノの指揮とダルカンジェロの歌うフィガロを堪能したいと思います。
バンクーバーでのリサイタル放送 [Keenlyside]
気づけば年が明けてから一度も更新しないまま1月も後半に…(^_^;)皆様お元気ですか?
1月22日(日)にカナダのCBCのIn Concertという番組の中で、昨年10月にバンクーバーで行われたサイモン・キーンリーサイドのリサイタルの録音が放送されるそうです。少し前にも、カナダのフランス語圏のラジオ局で放送されてオンデマンドになっていましたが、今回も放送後はオンデマンドになる予定とのこと。時差の関係からも、ぜひそうなってもらえるように期待したいと思います。
1月22日(日)11:00~15:00
(タイムゾーン別に5つのストリームがあるようです。日本時間とは大体13~17時間差)
CBC Radio In Concert
Simon Keenlyside, Baritone
Malcolm Martineau, Piano
※リサイタルのプログラム内容はこちらから。
あ、それからサイドバーには載せていますが、2010年にキーンリーサイドが主演したROHのマクベス公演のDVDが2月1日にようやく発売になります!実際に舞台を見に行きましたし、発売されるのが分かっていた作品だけに待ち遠しかったですね~。しかしこのジャケット、血まみれすぎませんか?(^_^;)
まだ日本のアマゾンにはページが無いようですが、画像から発売元OpusArteのページにリンクしています。もっと安く購入できるアマゾンのUKサイトはこちら。
1月22日(日)にカナダのCBCのIn Concertという番組の中で、昨年10月にバンクーバーで行われたサイモン・キーンリーサイドのリサイタルの録音が放送されるそうです。少し前にも、カナダのフランス語圏のラジオ局で放送されてオンデマンドになっていましたが、今回も放送後はオンデマンドになる予定とのこと。時差の関係からも、ぜひそうなってもらえるように期待したいと思います。
1月22日(日)11:00~15:00
(タイムゾーン別に5つのストリームがあるようです。日本時間とは大体13~17時間差)
CBC Radio In Concert
Simon Keenlyside, Baritone
Malcolm Martineau, Piano
※リサイタルのプログラム内容はこちらから。
あ、それからサイドバーには載せていますが、2010年にキーンリーサイドが主演したROHのマクベス公演のDVDが2月1日にようやく発売になります!実際に舞台を見に行きましたし、発売されるのが分かっていた作品だけに待ち遠しかったですね~。しかしこのジャケット、血まみれすぎませんか?(^_^;)まだ日本のアマゾンにはページが無いようですが、画像から発売元OpusArteのページにリンクしています。もっと安く購入できるアマゾンのUKサイトはこちら。
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